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6話
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4月8日
午前6時
鴇家では何やら騒がしかった
「早く早く!
氷琥様が起きてしまうわ!」
「今日は氷琥様の高校の入学式!」
使用人の2人が何話しながらある場所へ向かっている
「早くなさい!2人とも!
もう氷琥様はお目覚めになる時間よ!」
メイド長が怒鳴る
「「は、はい!!」」
急いでいたそのとき
「「あ!!」」
2人とも段差につまづく
そしてそのままコケるかと思った時
ーガシッー
ーポスっー
2人が現れ、つかまった
「え…?」
「み、巫琥様!?氷琥様?!」
その人物はこの鴇家の長男鴇巫琥、次男の鴇氷琥だった
「大丈夫?可愛いメイドさん達♪」
「怪我は…ない?
あるなら治療…するよ?」
2人の声を聞いて使用人の2人は
「「あ、あ、ありがとうございます!
だ、大丈夫です!!!!」」
息ぴったりな返事をした後すぐさま
お辞儀をし、メイド長の方へと向かう
巫琥はそれを見て
「氷琥…
今日は早いお目覚めだな?
どうしたんだ?使用人のヤツらがビックリしてたぞ?笑」
ニヤニヤしながら氷琥の顔をのぞく巫琥に対し氷琥は
ふわっとした笑顔で
「何だか…今日はいい日になると…
思うんだ…お兄ちゃん…」
小さな声だがその声はハッキリと巫琥に聞こえた
「そうか~♪
氷琥のその予感は大体当たるから期待しとかないとな!」
そう言って2人は広場に向かった
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