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9話
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氷琥は美術室へ向かった
辺りには誰もいない…
少し緊張しているが…
「し、失礼します…」
恐る恐る入ると4.5人程が楽しく会話をしていた
そして1人がこちらに気付き
「やぁ!新入生だね!
えっと…名前は何かな?
新入生大歓迎!初心者でも大歓迎だからね!」
元気なお姉さんだった
黒い長い髪の毛が
少しつり目な薄い紫色のお姉さんにはとてもあっていた
「えっと…僕は1年特進Sクラスの鴇氷琥です…」
それを聞いて教室がシンとする
ーあれ…まずいのかな…??ー
慌てていると女の人が肩を震わせて
「き、君…!!!!
あのバカ巫琥の弟!?
うそ!!!!?もっと生意気そうなのかと思ったら
こんなおしとやかな美人系弟だなんて!?
ちょ、みんな…!?
この子あのバカ巫琥の弟ですって!!」
そういうとみんながこちらに来てジロジロ見てきた
「えーアイツの弟かよ…?
全然似てないのな~」
「え、けど髪の毛の色は同じだね!」
「オッドアイだ~綺麗~!」
「髪の毛サラサラそう…
触りたい…」
「あ、あの…汗
お、お兄ちゃん…なんか悪いことしたんですか??
え、えと…」
少し戸惑っていると
みんなハッとして
「あ、ごめんね!
私は3年特進Sクラスの八九寺蓮華(はちくじれんか)!
一応ここの美術部の部長ね!
巫琥とは同じクラスの腐れ縁のダチよ!
貴方が来るのは知ってたけど…ちょっと考えてるのと違うくて笑笑」
頬を少しかきながら笑顔で話してきた
それを見てほかの人も自己紹介してきた
「えっと俺は3年特進Aクラスの宮園靖弥(みやぞのせいや)!巫琥は俺と同じバスケ部仲間だな!
弟と会えて嬉しいよ!
氷琥君、よろしくね?」
握手を求めてきたので握手した
「え、えと…(照れ)
ぼ、僕絵を描くの好きで…
大して上手くないんですけど…
八九寺先輩方…こんな僕で迷惑でなければ
入っても…いいですか?」
少し照れながらだが言ってみた
すると…
「本当に!?入ってくれる!?
嬉しい!!!!大歓迎!!!!本当に大歓迎!!!!
んじゃ明日からでいい?今日はもうすぐてお開きにする予定でさ笑汗あと全員きてなくて…!
道具は氷琥君が来るまでに一式揃えておくからね?!
私は蓮華でいいわよ!
堅苦しいの苦手だし、なにより巫琥の弟ならいいわよ!」
笑顔で手を握ってきた
あまり歳の近い女性と触れ合うのは慣れてないので
照れた
「え…えと
蓮華…先輩…(カァァ)」
照れながらも少し笑うと
近くにいた蓮華と靖弥は赤くなる
「ヤダ~///可愛い~!!!!
これは"守るべき者"だわ
巫琥の言う通りね~!!!!」
「巫琥が大事にする意味がわかるわぁ~笑
俺らも守らなきゃな♪」
何を言ってるかわからなかったけど
優しそうな部長達でよかった
そう思う氷琥であった
ー鴇氷琥、美術部入部決定ー
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