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12話
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「な、何なのよ!
あんた…見慣れない顔ね…
新入生?バスケ部の…」
氷琥の髪の毛を掴んだまま言う
「うるさぇな
まずそいつから手を話せよ
きたねぇな…
俺は新入生のバスケ部員だよ
1年特進Sクラス柊誠
ちょっとした有名人かな?」
それを聞いて数人が焦る
「ちょっと柊家って…
薬品とかのあの大企業…」
「鴇家にも並ぶ薬品会社でしょ?」
「ヤバくない?」
しかしその言峰家?の方は
「それが何よ?貴方は上級生に逆らってるのよ?
この子も…この学園のルールをまずわかる事ね」
冷たい目で見つめる
それをみて誠は
「めんどい人嫌いだわ
本当は俺が制裁加えても良いけど…
あんたらにはあっちの方がやった方が効果的かな…?
氷琥がそんな目にあって気が気じゃなくなるのは…
俺と"氷琥のお兄ちゃん"だもんな?
ねー!!!!お兄さん!!!!
氷琥が三年生にいじめられてます!!!!」
体育館内に声が響く
「な、お兄ちゃんはこの中にいるの?」
キョロキョロ辺りを見回す
ーシュンー
瞬間移動の魔法を使って、
氷琥の目の前に現れた
体育館の電気のおかげで
キラキラ輝く銀髪に蒼い瞳
右耳の横に氷琥があげた髪ゴムで少し縛った髪…
鴇巫琥が現れた
「み、巫琥会長!?」
「ほぅら
いつでもお兄ちゃんは来るだろ?
ゴメンな遅くて…」
氷琥の頬に手を当てる
氷琥はうるうるした目で
「ふぇぇ…お兄ちゃ、、、
怖かったよぉ…女の人怖いぃ…涙」
あまり外へでなかった氷琥
その氷琥には衝撃的な出来事だったらしく…
巫琥にしがみつく
「お兄さん~そいつらです
先輩のファンクラブの方でしょ~
氷琥泣かせたの」
誠がそこまで来て巫琥に抱きついている氷琥を撫でる
「おい
言峰…
お前…この子が俺の子だと知っての所為か?
そうじゃなくてもお前らは重罪だ
もう今後俺の前に現れるな」
「お兄さん、(俺の子)じゃなくて俺の弟でしょ…」
一応ツッコミを入れた誠だが
「あ、私は…」
顔が青ざめている
「まぁいい、
お前ら!今日はもうお開きだ!
すまねぇが後片付けはよろしく頼む
今度この埋め合わせはしてやるからよー!」
「はい!巫琥先輩!お疲れ様です!」
「巫琥おつ~笑」
「暴れんなよー!」
そういって巫琥は氷琥を姫様だっこして
「次はねぇからなテメェら
俺は誰にでも優しいが…
氷琥を…大事な弟を傷つける奴は…
容赦しねぇ」
「おにぃ…
そこまでは言わなくていい…と思う…」
巫琥の服をつまみいう
「良いんだよこれで(チュッ)
お前は俺の大事な弟、俺の"守るべき"ものなんだからな?」
笑顔でおでこにキスをし、歩き始めた巫琥
その横で誠が巫琥の荷物を持ち、
「あーあ笑笑
いつものお兄さんに戻りましたね
超ブラコン爆笑」
「あ、誠さっきサンキュ~!
あと、このまま俺んちに泊まってかね?笑
マ○カーの続きしてぇ!」
「えー笑笑
明日新入生テストなんすよ~笑
俺頭悪ぃから~涙勉強しますよ~涙」
「そうだよお兄ちゃん…
誠救いようのないバカ…」
「ちょ、氷琥??
それはひどい笑笑泣くよ俺?泣いちゃうよ?爆笑」
「ばっか!俺がいるだろ!
俺がマ○カー相手してくれる代わりに教えてやるよ勉強の1つや2つ~!!!!」
「マジすか!んじゃ行きます!」
「よーし!今日はオールナイトフィーバーだ!」
「程々にね?」
そんなたわいのない会話をしながら帰る3人
ー初日から色々あったな…
とりあえず女の人怖い…
あの人にはもう一度会いたい…
オッドアイの…ー
そう考えながら巫琥の腕の中で眠りについた
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