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13話
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結局あの後
誠は鴇家に泊まり
マ○カーをしつつ、お勉強もしたおかげか
点数は格段にいつもより上で
5教科テスト全て75点はあった
「お兄さんのおかげで俺は
学年100位以内に…ましてや50位に近いなんて!!
俺一生お兄さんに付いてく涙!!!!」
「大げさだよ…笑
誠の努力の結果なんだし
次からのテストもつまりこれくらい取れるんだからね?」
薄く笑う氷琥をみて誠は
「うっ…
いやもう俺一人じゃ無理だからまたお兄さんとやる…
けど、氷琥はすげーじゃん
オール満点の1位だろ?」
順位表を見てみると確かに1位は鴇氷琥という名前だった
「あはは…ま、まぐれかな?」
「嘘つけwww
いっつも中学でも1位以外とってなかったろ笑!」
「そうだけど…僕の下もすごいね…」
2人で見る
氷琥の名前の下には
藤宮有璃(ふじみやゆり)という名前があった
点数は惜しくも498点だった
「化物かよお前らwww
って、藤宮って聞いたことあるな~
なんか俺、小学ん時に仲良かったなまえにそっくり~」
「そんなこと言わないの
ってそうなの?それならあいにいってみたら?
ほら、もう今日はあと部活紹介だけでしょ?
体育館に行こう?」
誠の袖を引っ張る氷琥
それを見て誠は笑顔で
「待てって!氷琥~!」
走った
ー体育館ー
「では部活動主将、キャプテン達が紹介します……」
長い説明が終わったあと部活のリーダーらしき人物がずらりと並ぶ
ー…眠い…ー
ウトウトしていると横で誠が爆睡していた
「もう…誠ったら…」
すこし揺するすると誠の横の人にもたれかかってしまった
「あ!
す、すみません…ま、誠!」
「んぁ…スー…スー…」
「別に構わないさ
そのままでいい」
こちらを向いて言った男子は
氷琥より身長が高く
座っているから分からないが誠と同じくらい
175近くと見た
黒い髪に綺麗な緋色の瞳
服には(風紀委員)というものを付けていた
「ふ、風紀委員何…ですか?」
恐る恐る聞いてみると
「ああ、この学園は色々乱れているからな…
この俺が直々に風紀委員としていろんな輩を
罰してやろうかとな…
まぁ、鴇巫琥会長なんて1番チャラチャラしてそうだが…あの髪も地毛じゃなく染めたんじゃないか?
全く…アイツを思い出すからああ言うのは嫌なんだ…ブツブツ」
「あ、あの…風紀を直そうとするのはいいですが…
僕のお兄ちゃん…巫琥にぃは地毛ですよ?
僕と同じでしょ?(笑顔)
とっても綺麗な色なんです
母もこの髪質で…!」
そう言うと風紀委員の男は
すこし顔を染めつつ
「んじゃ君が…今年の新入生テストの1位??
鴇氷琥君か…
済まないなお兄さんのこと言ってしまい」
「え、僕の名前知ってるんですか?」
「ああ、知ってるなんて当然だろ?
なぜなら俺がその下の2位だった
藤宮有璃だからな」
うっすらと笑みを零した有璃
「え!」
驚く氷琥
それを見てまた笑う有璃
「まぁ、鴇ってみて
生徒会長の弟とはわかったが
どんなやつかと思えば…
まさかこんな可愛らしい子なんてな」
「ふぇ?
僕男の子だから可愛くな…いですよ…?」
慌てる氷琥
それを笑いながら見つめる有璃
その時
「ん…んぅ…うぁ?
あ。氷琥はよ~
ってうわ!すんまんせん!俺もたれかかってた?!
うわヨダレ出てないすか!?
なんか高そうな服にマジすんませんやべやべ!
なんでー氷琥起こしてくんねぇんだよ!
ふえぇ涙!!!!
って、有璃!?藤宮だろ!
俺だよ柊!え、お前も同じクラスなの?
まじで!んじゃ小学ん時みたいにしゃべろう!
ほら氷琥!こいつ!こいつが藤宮有璃だ!」
1人氷琥よりパニックで大慌てな誠
それを見て
「ふふ…誠のバカ笑」
「ああ、全く見てて面白いな
昔から変わらないなそのテンションと阿呆さは笑」
「え、何?お前ら仲良くなってんの?んん?
んんんんんんんん???」
1人その現状に置いてけぼりにされた誠は1時間ほど頬を膨らまして拗ねていた
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