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29話
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合宿2日目
朝10時からスタートした
皆がグラウンドに集合する
「んにゅんにゃ…」
「氷琥~起きろ~?
俺もちゃんとおき…むにゃむにゃ…」
「誠…お前もその寝癖すごいぞ…
後、ちゃんと起きれてねぇぞ…」
この合宿中は2日目からは私服OKなので
皆私服となっていた
だが、チャラチャラした感じなのはあまり見られなかった
やはり、合宿なのもあるし試合もあるからであろう
そんな中どことなくみんなの視線を集めていたのは
この俺の横にいる氷琥と誠の2人だった
氷琥はゆったりとした
パステルカラーの薄黄緑のTシャツに
白色のパーカーに紺色のジーンズだった
こっそり持ってきたのか狼のぬいぐるみを抱えていた
誠もパステルカラーの水色Tシャツに
黒のパーカー、黒のジーンズと氷琥に似た格好だった
本当の兄弟かのように似たような服装で
同じ場所に寝癖を付けているという
なんというか…少し和むような光景だった
「(なんか俺だけ仲間はずれ感が…)」
そんな有璃はというと白のワイシャツに
青色チェックのネクタイ、黒のジーンズという
ワイシャツはジーンズに入れないという感じな格好だった
「わぁ、氷琥君と誠君兄弟みたいね♪」
「氷琥君ぬいぐるみ持ってむにゃむにゃしてる~
可愛い~!」
「氷琥って、めっちゃ綺麗な顔立ちだよなぁ~
誠もスポーツマンでスラッとした身体でさ~
何着ても似合うのに氷琥とイロチやってるとか
案外可愛いよなw」
「有璃君は相変わらずピシッとなんかしてる感じな
私服だよね~」
色々周りで言われてるが気にしないのがこの3人
(少し有璃は気にしてるけどもw)
ザワザワしてるところで先生が出てきた
「はい!みんな集合したわね!!
三人グループでちゃんと別れているかしら?
さぁ、今日は最終日の2日目!
バトルマッチするわよ!!
まぁ、昨日の夜に配っておいた番号でやるから!
1番から順にさっさとやるわよ!
Aグループから…」
先生が言い終わるとみんなグループごとにわかれて
試合を行った
氷琥の班はいうとCグループの最終試合なので
約2時間は絶対試合ないというのは分かった
それを聞いて誠と氷琥は寝始めた
誠の腕を枕替わりにして氷琥がこてんと丸く寝始めた
狼のぬいぐるみをしっかり抱き抱えて…
誠も氷琥を包み込むように寝た
本当に見ているこちらからすれば
兄弟のようにも見えてくる
ー…全く…試合もあるのに危機感のない奴ら…ー
それを横であたたかな瞳でみる有璃
しかし他のみんなの試合を見てみる
みんなの動きもなかなかキレがあるなぁ…
それに力も…
「…それにしても…今年の新入生は
案外強いほうだなぁー!!」
「ですねぇ…まぁ俺らにしちゃそこまでですけど……
って、、、、み、巫琥生徒会長!??!!!?」
横を見れば鴇巫琥がいた
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