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首肯⑤
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待て。
待て待て待て。頭が追い付かない。
男相手に?俺が?
目を白黒させていると、追い打ちをかけるように
「手、使っちゃ駄目な」と言われてしまう。
「手使わないって、どういうことだよ…」
「え?分からない?
チャック開けるのもパンツ下ろすのも口でやって、ってこと」
「……くそッ」
満足そうな笑みが向けられるのを感じながら、彼がベルトを外した。
おずおずと口をチャックに近付ける。チャックを開ける振動が歯に伝わる。
何に興奮しているのか、主張の激しい彼の中心部を見て思わず睨み上げた。
「焦らすなよ、早く」
「ッ…」
布地を噛み、頭を揺らしながら何とかスーツのズボンとパンツを下ろす。
実際に目の当たりにすると、怯んでしまう。が、やるしかない。
探り探りで先端を舐め、くるりと円を描くように舌を滑らす。
手を添えていないと、いちいち彼のモノが揺れて舐めづらい。
「いいよ…上手」
頭を撫でてこようとする彼の手を払いのけ、裏筋を下から上へ、舌先でなぞる。
腰がピクリと反応しているのを見るからに、感じてはいるようだ。
ふと、目を細めて見下ろす彼と視線が合う。
そのまま目をそらさずに先端をすべて咥えると、さらに芯を固くして立ち上がるのが分かった。
「ちょ、上目遣い反則…」
立場逆転、と思った俺は、拙いながらに彼の性器を上下に吸い上げる。
唾液と先走りで、口の周りがベトベトと不愉快だが、それが逆に滑りがよくなり気持ち良いらしい。
息を呑むように彼は声を漏らした。
「んむ、…はぁ、んっ…」
「可愛い…」
『可愛い』と言われたことにカチンときて、追い上げるように竿全体を口内で包み込むと、
喉の奥まで深く飲み込んでしまったせいで、強い苦しさと吐き気に襲われる。
「んぐっ……!」
「月島…熱い……奥が当たって…る……」
目に涙を浮かべながら舌と喉を使って扱くと、彼の呼吸の感覚が狭まるのを感じた。
達するのが近い。
激しく頭を前後に動かし、限界が近い彼を追い込んだ。
「んんっ、む、っはぁ、」
「…はぁ……んっ…く、イく……月島っ」
口内でドクンドクンと脈打ち、熱く苦いものが喉に注ぎ込まれた。
思わず顔を離して咽せ返る。
ぼーっと立ち尽くす彼を見ながら、
喉に溜まっていた精を思い切り飲み込んだ。
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