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熅れ⑤
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リップ音を立てて唇を離される。
行き場を無くした舌がだらしなく糸を引いていた。慌てて口を結ぶ。
目を見開いた彼は、何か言いたげに一層強く俺を抱きしめた。
「今の顔エロすぎ…」
「………なっ?!」
強く抱きしめられたことにより密着した彼の身体の中心部が、明らかに芯を持ち固くなっていることが分かった。
恥ずかしくなって彼の胸を押すが、腰をさらに引き寄せられ、逃げ場がない。
「今のどこに勃つポイントがあったんだよ…」
「ごめん、余裕無くて…」
実際余裕がないのは俺も一緒だった。
そういう意味を含めて首を振ると、彼は嬉しそうに笑って自分のベルトを外し始めた。
「ほら、月島も脱げ」
「俺も!?」
「そ、時間ねーから…」
そろそろと脱いでいた俺の手をどけ、有無を言わさずにパンツごと脱がされる。
ごつごつした彼の手がやんわりと性器を包んだ。
堪忍して、俺も彼のものに手を重ねた。
「抜き合いっこ」
にんまりとしながらそう言われ、今している事を改めて実感して顔が赤くなる。
精一杯の抵抗で彼を睨み上げると、早急に扱き上げられ、思わず声が上がる。
眉を寄せて徐々に膨らんでいく快感に耐えていると、
耳元で「俺のもやって」と低く囁き耳たぶを噛まれた。
「んっ…あ、はぁ…」
「そ、上手……」
彼の息は先ほどより荒くなっているが、俺と比べて余裕はまだあるようだった。
先端から溢れる先走りを塗り広げ、何度も往復した後に
根元から一気に下から上へと扱かれる。
膝がガクガクと震えだすと、そっと腰を抱かれる。
「かわいー、もう立てなくなっちゃった?」
「…っぁ、ん、そんなこと…な…」
「本当?手、止まってる、」
ぐちゃぐちゃと卑猥な水音を立てながら、首筋を舐められる。
今は彼のものに手を乗せているだけの状態で、与えられる甘い電流のみに身を託していた。
「あっ、んっ…はぁ、ぁ、」
「もうイきそう?いいよ」
嬌声が溢れる口を塞ぐように唇で蓋をされる。
何度も角度を変えて追い込むように、深いキスをされる。
くぐもった喘ぎ声が暗い教室内に反響した。
「ぁっ、あっ、ぃ…く、イく…っ」
身震いすると同時に強く脈打ち、彼の手のひらに精を吐き出す。
力が出ずに彼の胸に身体を預けていると、後孔に違和感を感じた。
「ちょっ…何やって…!!」
「夏休み前の思い出」
「っふざけんな、心の準備が…」
胸を叩いて拒否をすると、ずるりと指が入ってくるのを感じて思わず顔を歪めた。
異物感ともどかしさが押し寄せてくる。
「ぅ…い、やだ…」
「大丈夫、俺のこと信じて」
指を曲げたり伸ばしたりしながら、内壁をこすり続ける。
意識が分散するように、他の所への快感も与え続けられていた、その時。
「誰かいるんですか?」
ノック音と同時に扉の向こうから声を掛けられる。
どうやら警備員が施錠しに来たらしい。
「…あー、すぐ出るんで先に他の教室施錠してください」
彼はそう話している間も、後孔を弄る手は止まらなかった。
すると指先が内壁のどこかを擦り上げた瞬間、
下腹部から、身体の内側から押し上げるような射精感がこみ上げてきた。
「……ぁっ、な、にこれ…」
「ここか……」
「や、だっ、な…んか…変っ…怖い…っ」
「大丈夫、ここは気持ちよくなる所。
目開けて月島、怖くないから。」
恐る恐る目を開けると、じんわりと汗を浮かべた彼が優しく微笑んでいた。
その瞬間、今まで堰き止められていた物がすべて溢れるかのように弾けて消え
再びドクン、と脈打ち、透明になりかけた精を吐き出した。
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