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熅れ⑦
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『427』と浮彫を施されたプレートが目に入る。
ここが彼の家なんだ、と途端に緊張が体に走った。
扉を開け、彼に続いて家に入るなり、振り向きざまに扉を背に俺を押しやった。
「ごめん、ちょっと限界…」
「……だからってここで盛ってんじゃねーよ!」
「俺はまだ抜いてないんだよ、
…月島クンが2回もイっちゃったせいで」
カァッと顔が熱くなる。
顎を掴まれ上を向かされると、激しく口内を掻き乱して舌を吸われた。
溢れた唾液が口の端を伝い鎖骨に落ちる。
それを舐め上げた後キスマークを付けられた。
チクっとした痛みに思わず目を瞑ると、今度は脇腹あたりをさすられ、声が漏れる。
ボタンを外しながら上半身の至るところにキスを落とされる。
足元にはらりとシャツが落ちると、乳首を爪弾かれ思わず身体が跳ねた。
「ここ、立ってるけど…感じちゃった?」
「ん…」
首を振ると、ざらりとした感触が乳首をかすめる。
続けざまに来るもどかしい快感に声を抑えられずにいた。
彼は不敵に笑うと、俺を軽々と持ち上げてどこかへと向かう。
着いた先はどうやら寝室のようで、そっと身体を寝かされた。
身体を起そうと首をもたげると、彼は四つん這いで上に覆いかぶさってきた。
切羽詰まったような表情を浮かべ、煽情的にネクタイを緩めた。
布の擦れる音が聞こえる。
気を紛らわそうとしても、目の前の人物から目が逸らせない。
そして一言、彼の口から確かに聞こえた言葉。
「覚悟してね」
それを聞いた瞬間、ぞわりと背筋が粟立った。
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