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熅れ⑧
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固く閉じた脚を優しく解き、内腿を撫でられる。
下腹部に紅い印を付けられると、徐々に彼の顔がずるずると下がっていった。
「……くすぐってぇ」
「ん?」
「自分が『覚悟してね』っつったんだろ……早く、」
緩みきった顔を抑えるように、「待ってて」と言い残すと
何処かへふらりと姿を消した。
目を瞑って震える息を整えると、冷たい液体が尻を伝っていくのを感じた。
「…っ」
「さっき解したから大丈夫だと思うけど……月島クン処女だし、優しくしないと、ね」
「っ、俺は男だ…………ぅっ!…」
骨ばった形の良い指が中に入ってきて、異物感に顔を顰める。
しかし滑りが良いのも相まって、彼の弄ぶような指使いに思わず腰が震えてしまう。
「ぁ…う……」
「…我慢してる?しなくていいよ」
動きは止めずに、瞼に唇を押し付けられる。
胸の奥底でジリジリと沸いて出てくるこの不思議な感覚が苦しい。
腕で視界を覆って、もどかしい圧迫感に耐える。
「目、開けて。こっち見て」
後孔に熱いものが当てがわれる。
「俺はここに居るよ、月島。顔見せて」
腕をそっと外すと、恐ろしいほどに綺麗な、彼の微笑む顔が見えた。
途端、強い電流が身体の中を駆け回った。
肉壁を、彼の性器が押し上げてくる。
背中がゾクゾクと粟立ち、突かれる度に情けない声が喉の奥から漏れ出した。
「あぁっ……んっ、ぅ……」
「綺麗だよ、宵」
「…や、めろ……っ綺麗って、言うの……っ」
「何で?思ったことを言っただけだよ」
「……恥ずかしいか、らっ…ぁっ」
恥ずかしさと多幸感で、涙がボロボロと頬を伝う。
自分があられもない格好で組み敷かれているのにも気付かずに。
睫毛に滴る雫を、そっと指先で掬われる。
「んんっ、あぁっ………」
「…大丈夫?苦しい?」
この状況でも気遣える彼の余裕ぶりといったら。
ふるふると首を振り、息を吐くと同時に彼が唇を重ねてきた。
口内に突然割り込んできた熱が、ますます後孔への刺激を増長させていくのを感じる。
「……すごい締めつけてくる…気持ちいいよ、」
定まらない乱れた息を吐くと、ふと彼の眉が寄った。
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