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灼熱④
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夕方になり、コテージの切妻に斜陽が影を落とす。
ここに来て数時間、未だ熱が冷めない連中はスイカ割りを始めていた。
疲れきって爆睡している奴らもいる傍らで、俺は身体が冷えてきたのでコテージに戻ることにした。
乱雑した荷物の中から自分のバックパックを引きずり出す。
適当に着替えを取り出して一息つくと、やっと静かになった空間でどっと疲労感が湧いてきた。
少し寝ようかな……と身を屈ませると、背中に突然重みを感じ、慌てて振り返る。
「何だ…ミヤ先生か」
「その格好で寝る気かよ」
そう言って彼は体重を俺の背中に預け、両腕を前にするりと回して水着を指先で引っ張った。
「ちょ、引っ張んな!」
「……お前、無防備すぎ」
必死に抑え込んでいた彼の手が離れ、ほっとしたのも束の間、ゴツゴツした大きな手が水着の中に忍び込んで来た。
「は?何のこと?」
「今だって水着のまま寝ようとしてたし、さっきだって水浴びした後にお前のことジロジロ見てる奴がいた」
あぁ、だから彼はパーカーを貸してくれたのか、と納得。
しかしそんな事で心配されるなんて、少し腑に落ちない。
「俺のことそんな目で見てる奴はミヤ先生しかいないって……大丈夫だよ
つーかどこ触ってんだ、離せ!」
「やだ」
まさぐる彼の手が、敏感な部分を撫でた時、鼻に抜けたような声が思わず上がる。
先端を柔く擦られ、裏筋をツツーとなぞられる。
「今日だって色気振り撒いてて、気が気じゃなかった」
「っん…そんなこと……な…」
「ふて寝してやろーと思ったら、めっちゃはしゃいでるし」
緩やかな刺激が、彼の手によって突然耐え難いものになる。
うっすら先走りを滲ませていた性器は、性急に扱かれて、芯を持ち始めた。
「ぁっ…や、嫌……人が来る…からっ」
「鍵閉めたから大丈夫」
耳朶をわざと音を立てて舐められ、甘噛みされる。
出かけた否定の言葉が喘ぎ声によってかき消されてしまった。
「っ、んんっ…はぁ……」
「分かってると思うけど、俺めちゃくちゃ嫉妬深いし独占欲強いから…」
強いから、何だ。
と思ったが、言葉の続きの代わりに首筋にキスマークを付けられる。軽く舐めあげられ、無理矢理後ろを向かされそのまま唇を重ねた。
歯列をなぞられ、探るように這いずり回っていた熱い舌が、俺の舌を捕らえるとグチャグチャと水音を立てながら絡み合った。
「んんっ、ふっ………はぁ、ん」
舌を吸われ、下半身に与えられたままの刺激も一層熱を増してきた。
いつの間にかシャツの中に入り込んできた手が、ピンと乳首を跳ねた。
腰が大きく揺れて反応をし、切ない吐息が漏れる。
「そろそろ苦しい?」
耳に唇を押し当てながらそう囁かれる。
飛んでしまいそうな意識の中、小さく頷く。
フッと笑ってから口付けをすると、
追い込むように俺のものを上下に擦り上げた。
鈴口を爪で引っ掻くように触られ、痺れるような快感が背中を走る。
「ぁあっ……んっ…ぅ、」
「イっていいよ、宵」
目の前が白んでいくような感覚が訪れると同時に、強く脈打ちながら達した。
彼の手のひらに粘着質な糸を引いて放たれたそれを見て、思わず赤面する。
彼は俺の表情を見た後に、わざとらしく紅い舌を覗かせながら舐め上げた。
「続きは、後で。」
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