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よし、間に合った!
体育館の入口でクラス表の書かれているプリントを配っている。
それを受け取りクラスを確認するとAクラスだった。
海の名前を探すと同じAクラスだった。
やった、海と同じクラスだ。
そして下の方にある名前に見覚えがあった。
萩埜朔弥。寮の同室の奴だ。
同じクラスか…
それよりも!
さっきからずっと気になっていることがある。
俺は来るのが遅かったせいか後ろの方の椅子に座ることになったんだけど、前に座っている生徒は全員男。
そして、周りを見渡しても男子生徒しかいない。
どういうこと?
まさか…?
いや、そんなこと……でも…
俺は鞄の中から入学式案内の冊子を取り出して開いて見た。
一番上にはハッキリと"男子校"と書かれていた。
「えええ!?」
ガタンと音を立てて思わず椅子から立ち上がってしまった。
まだ入学式は始まって居なくて、周りはざわざわしていたけど、近くに座っていた生徒は何事かと視線が俺に集中した。
うわ!やっちゃった!
恥ずかしさに耐えながら俺は静かに椅子に座り直した。
「何、急にどうした?」
前に座っていた明るい茶髪の男が俺に話しかけてきた。
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