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「今のうちに片付けとくかー」
そう言うと朔弥は伸びをしてソファーから立ち上がった。
お互いに部屋に戻った。
海みたいに荷物もまだ何もないなら整理するものがない。
朔弥の部屋の方からはガサガサと物音が聞こえてくる。
「お腹空いたなぁ…」
お腹に手を当てさする。
そういえば寮には食堂があった気がする。
海誘って行ってみようかな。
そうと決めれば早速部屋を出て、朔弥も誘おうかと思ったけどどうやら風呂に入っているみたいで、シャワーの音が聞こえてくる。
まぁいっか…
部屋を出て一応鍵を閉めて隣の海の部屋に向かった。
インターホン、鳴らした方がいいよな…
ポーンと音がして、割とすぐに部屋のドアは開いた。
「あ、海!今から……あれ?」
出てきた瞬間に話しかけて顔を確認したらそこに居たのは海ではなかった。
やば…知らない人に話しかけてた…恥ずかし…
なんて思ってたらその人は口を開いた。
「榎南くんの友達?」
「え…あぁ、うんそう…」
「同じAクラスの柊奏那(ひいらぎ かなた)。よろしく」
そう言って手を差し出され握手を求められたので戸惑いながらも、その手を握った。
すると握ったはずが手の甲を上に向けられ、柊は滑らかな動作で俺の手の甲にキスをした。
「ぅわああっ!」
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