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「…ぅ……ーっ!!」
目を覚まし、動こうとしたら腹に痛みが走った。
その痛みにすぐに腹を殴られたことを思い出した。
ハッとして周りを見渡す。
体育倉庫?
いつも使ってる体育倉庫ならすぐに分かるけど、今俺がいるのはいつもの体育倉庫ではない。
しかし周りにはマットやらボールがあるため、体育倉庫であることは間違いないと思う。
もう一つの体育倉庫といえば、南校舎の体育倉庫か…
腹の痛みを気にしつつ体を起こそうとした時、ようやく腕が縛られているのに気がついた。
「っ……」
外そうと動かしてみるも全く取れない。
「あ、アオイチャン起きたぁ?」
不意に上から降って来た言葉に声がした方を向く。
そこにはまさしく俺が気を失う前に見た三人が居た。
「な、んだよこれ…お前ら誰だよ、これ外せよ」
「ふぅん…」
俺の言葉を無視して、俺の顔元に一人がしゃがみ込み、俺の顎に人差し指を添えて持ち上げた。
「結構かわいい顔してんじゃん」
「はぁ?何言っ…んっ!」
口を開いたらそのままキスをされた。
そして何か液体を口内に流し込まれる。
喉の奥まで来ると、思わずそれを飲み込んでしまった。
「今の…なに…」
「ん?すぐに分かると思うよ?即効型だから」
そう言ってニヤリと男は笑った。
そっこう、がた…?
「ふ…ざけんな!」
反撃の言葉を、発した瞬間、心臓がドクンと鳴った。
顔が、身体が、熱くなってくる。
呼吸も自然と浅くなって、乱れていく。
「はっ…はぁッ……」
「効いてきたみたいだねぇ。エロい顔してるよ?」
そう言った奴は俺の頬を撫でてきた。
それだけなのに、背中がゾクリとした。
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