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うわー久々だなぁー
山崎くんの手の合図で走り出す。
あーこの風の感じ…
そして泊瀬くんの前を過ぎてから足を止める。
泊瀬くんを見たら驚いた顔で俺とタイマーを見比べていた。
え、なに?やばいくらい遅かった?
そんな泊瀬くんの様子に気付いた他の陸上部2人が泊瀬くんの元へ行く。
泊瀬くんが何やら言うと2人も驚いた表情に変わった。
「どうかした?そんなに遅かった?」
気になって声を掛けたら、泊瀬くんにいきなり肩を掴まれた。
「え、ちょっと、椿葵くん!陸上部入って!」
「まじで入れ!」
「入ってくれ!」
泊瀬くんに続き、澤村くん、山崎くんに突然陸上部に勧誘された。
澤村「椿葵、お前自己ベストは?」
「えっ…と…中3の時の11.16かな」
山崎「速っ」
泊瀬「ちなみに今は12.02だった」
「やっぱり落ちてるかぁー」
流石に一年も走ってなければ落ちるよなぁ…
速さとかバランスを考えながら順番を決めていって、なんと俺がアンカーになった。
練習を終え、澤村くんたちが道具の準備をしてくれたから、片付けは俺がやると言い、倉庫から出してきた白線引きやらを片付けようと体育倉庫に向かった時だった。
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