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「で、有名って言われたのか」
「うん」
「まぁ、蒼衣のこと知らないやつは一年だったら少ないんじゃね?」
「んー…何で?」
「だって、ほら…教室の外から中覗いてる奴らいるじゃん。最近は結構減ってきたけど、あれって蒼衣のこと見にきてるんだと俺は思ってるんだけど」
そう言って朔弥は海と柊を交互に見た。
二人とも頷いてる。
そしたら突然柊が俺の両頬を手で挟んだ。
「にゃにすんにょ」
「蒼衣くんはそろそろ自分の顔が良いことを自覚しようかー」
「えー?」
中学まで告白はされたことあるけど、モテてた記憶とかないし…
高校に入ってからは中学の時より告白はされてるけど…
「ま、ましゃか…」
「あぁ、ごめん」
柊は俺が話し始めたからか、パッと手を離した。
「まさか、俺って男ウケするか「黙ろうか」
「え、違うの?」
言い終わる前に柊に止められた。
「海」
「だから、すぐに俺に振るなって。蒼衣はこういう奴だ」
朔弥は柊の肩をポンと軽く叩いて、ひとつ頷いた。
それに対して柊は溜め息を吐いた。
「まぁとにかくさ、蒼衣は結構顔知られてるから今後も気をつけろよってことで」
朔弥はまとめるように言った。
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