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「その各クラスのはいつ選出するんだ?」
「実行委員の集まりでは何も聞いてないなぁ。ね、柊」
「うん、実行委員は関わらないんじゃない?」
「えー?でも文化祭実行委員が関わらなくてどこがやるんだよ?」
「「確かに」」
柊と声がピッタリ重なった。
「でも聞いてないよ?」
「ミス、ミスターコンやるのは文化祭実行委員だよ」
そんな声が上から聞こえてきて、視線を向けるとそこには、
「あ、灯厘」
「こんばんは、さっき振りだね」
なんて言いながら隣いい?って聞かれて頷きながら椅子を引いてあげる。
「蒼衣…そちらの方どちら様?」
朔弥の聞き方…
笑いそうになるのを堪えながら口を開く。
「あ、えっと、Cクラスの小桜灯厘くん。こっちの赤茶の髪のが榎南海でこっちの派手な茶髪のが萩埜朔弥」
「え、俺の髪色派手?」
「だって結構明るくない?」
「えー?そう?……っていうか君が!小桜くんか!」
「え、えっと…?」
「あ、いや。話は蒼衣から聞いてて…。っていうか小桜くんのお連れの方もこっち座ったら?」
「あ、ごめん、紫陽。えっと、ルームメイトの…」
「柾 紫陽(まさき しゅう)です。すみません、お邪魔します」
「ふっ。お邪魔しますって何だよ」
海が可笑しそうに笑った。
「何で笑うんですか」
「いや、悪い。つい…」
「……」
黙ったままの柾くん。
「榎南くん、気にしないで。別に怒ってる訳じゃないから」
灯厘からフォローが入った。
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