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鳴かぬなら、:榊side
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※注意。これは風紀委員長こと榊の番外編であり折原くん監禁パロです。エロ過多です。この字面で嫌悪感を抱いた方は回れ右をお願いします。自己責任でお読みください。
鳴かぬなら、鳴くまで待つのか。
鳴かぬなら、鳴かせてみるのか。
鳴かぬなら、殺してしまうのか。
そんなのは瑣末な問題だ。
この手の中に、鳥がいるのならば。
「あッン……ん……ふ……」
猿轡で封じられた口元は唾液でグズグズだった。鼻にかかった嬌声を漏らす折原は、恍惚とした表情を浮かべながらどこか宙を仰いでいる。
快楽の侵食。
それは指の先から神経の末端まで及ぶ。
折原は刺激にのみ身体を痙攣させるばかりで、部屋に入ってきた俺の存在には気づかない。
「ったく……」
快楽に従順すぎるのも考えものだ。
調教したのは俺だがな。
「折原、」
「ン、ンンン……!! ッうン!!」
折原のケツに刺さっているバイブをつま先でさらに奥へと押し込めば、折原は尻を蹴り上げられた犬のような鳴き声をあげ、大きく身体をわななかせた。
俺の革靴に白濁が飛沫する。
「汚れちまったじゃねえか、クソ」
苛立ちから、さらにバイブをねじ込む。
「アア、アアア、ッ、ガアアアアッ、」
凄まじい快楽から逃れようと、折原は狂ったように首を振るが、もう物事の分別など分かっていないだろう。
そうだ。
お前はただ、そうやって俺の手の中でだけよがっていればいい。
「なあ、折原」
「ンン、ン、ンーッ!!」
「聞こえてねェか」
「アッ、ぅ、ン……」
「気持ちよさそうな顔しやがって」
バイブをわざとゆっくり引っこ抜いてやると、折原はそれだけでも感じるのか、名残惜しそうに後孔を締める。淫乱と罵れば、そこはもっと物欲しそうにヒクついた。
俺はきっと、誰も見たことがないような顔で嗤っているのだろう。
穴をぽっかりとあけたまま惚ける折原。猿轡を外してやれば、口の中に溜まっていた粘度の高い唾液がドロリと溢れ出す。ただでさえ赤い唇はてらてらと妖艶に光り、誘蛾灯のように俺を誘惑していた。
薄いが形のいい唇は、俺が一口で食べられるほど小さい。欲望のままに齧りつけば、再び火をつけられた折原の身体が従順に反応する。
「あ、あふ、ぅ、ちゅ、ン……」
胡乱な瞳は豊かな睫毛で覆い隠され、目元には人工的な室内灯の翳を落としていた。
人形のような美しさを持つコイツは、誰もが手に入れたくなるような、そんな抗いがたい魅力を持っていた。
俺も妄執に囚われた。
だから監禁した。
コイツを誰かの劣情に晒すことなど到底耐えられるものではなかったからだ。
いわんや誰かの手に渡ることをば、だ。
手と足の拘束を解いてやると、長時間の玩具攻めにすっかり体力を奪われた折原は、死んだようにぐったりと横たわった。
痩せ細った胸板に腹筋。少し浮いたあばら骨。真っ赤に熟れた胸の飾りは白い肌のうえに病的に浮き、小ぶりながらもツンと上を向いている。
やはり折原は、退廃的な一枚の絵画のように美しかった。
うすい胸板が呼吸を示すように上下に動いている。絵画のようではあるが、絵画ではあり得ない。折原は生きている。美しさを閉じ込めることなく、死ぬために生きている。
そうだ。
折原は美しい。
美しいが、観賞用ではないのだ。
足を掴んで弛緩した身体を引き寄せると、折原はこれから自分がなにをされるのかを理解したのか目を見開いて、拒絶を口にかたどった。
磨かれた黒曜石の瞳に淀んだ絶望が浮かぶ。反面、この先の悦楽を見透かすかのように熱く濡れてもいた。
左右の人差し指で後孔を拡げると、屍体のような黒い穴に見つめられた。
ヒクヒクと物欲しそうに震えている。
俺は死んでも折原に囚われそうだと思った。
欲望を折原のナカに捩じ込む。
「ア、ンンン゛……!!」
腰を浮かし、足の先を突っ張らせ、喉を仰け反らせる。そうやって途轍もない快楽に堪える姿に、また嗜虐心が込み上げる。
折原を見ていると、際限のない欲望が湧いてくる。
どうにかしてやりたい。
身体も精神もこの手で壊したい。
壊したあとは、そうだな、日が昇るまで一緒に寝るのもいい。
朝日に溶ける折原の綺麗な涙は、きっと何物にも代えがたいだろう。
誰を想って泣いていてもいい。
絶望で悲しみに暮れて泣いているのならそれでもいい。
俺の幸せはお前の幸せなどではなく、俺の手の中にお前がいることなのだから。
(了)
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鬼畜な委員長の監禁パロでした。なんて利己的な人なんだ!
でも監禁するように仕向けたのはきっと折原くんだよね……とも思います。
エロシーンをもっと美しく書けないのが悔しいです。精進します。
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