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病弱の兄月葉と兄心配症の弟葉月
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どうも皆様こんにちは。蒼月葉月と申します。私には双子の兄がいます。その兄の名は月葉。私達二人は神様………なんだが、その兄がかなりの病弱だ。しかも薬を飲まないせいで更に悪化している。そんな兄を外に出すわけにはいかないので、私は今買い物をしに、街へ出た。
「はぁ〜っ」
これだけで疲れる。兄の病は色々やばい。食道間がやられてまともに食事は取らない。たとえ取ったとしてもすぐ吐いてしまう。あと、どこかの村に行った時、その村で流行っていた感染病にかかってしまうやら。兄とまともに過ごすのは昔より減っていた。病が酷くなりほとんど寝たきりの兄だ。それよりも敵と思うのは…………………………兄に薬を飲ませることだ。私は扉に手をかけ思いっきり開けた。
バシンッ!!
「月葉!!今日こそ薬飲めやぁゴラァ!!」
「ふぇっ!?は、葉月が………グレたー!!!」
「グレてねぇよ!!お前は薬飲まねぇから病治んないんだろうがよ!!」
「え?て、点滴じゃぁ………だめ?」
「点滴だけじゃ治しきれねぇってエミが言ってただろうがァァァァ!!」
「ぃ、嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ガバッ
寝ていた月葉は、起き上がり逃げようとしたが今回は逃がさん!!!
ガシッ!
「や、辞めてよ!薬は飲めない!!!と言うより怖い!!!」
何で月葉がこうなったかと言うと……簡単に言えば、はるか昔に誘拐され精神崩壊剤を飲ませれて以来こうなった。そんな事起こる前までは普通に薬を飲み、病も治っていた。だが、それが起こってからというもの誘拐された記憶がない代わり、薬を飲んでおかしくなった事がトラウマとなり、薬を見る度フラッシュバックするらしい。
「お、お願いだよ葉月!薬はもう勘弁だよ!!!」
もう最終手段だ。こうでもしないとこいつは飲まねぇ。私は手に持っている薬を自分の口に含み、手に水の入ったコップをもつ。月葉の顎を上に上げ、口を交わした。
「んっ…ふぅん……」ペチャ
歯と歯の間をあけ、その間から薬をいれた。1回口を離し、水を含みもう1度やる。水を流し終えたら、口を離す。
「ぃ、いつもごめんね葉月」
「お前………こうしないと飲めないのかよ
他の奴に任せるか?」
「こ、こういうのは葉月じゃなきゃ嫌だよ!!!!」
というようにこれが日常茶番だ。他人、第3者から見ればブラコン?というのか?
まぁ、普通の兄弟には見えないだろう。でも、それでもかなわないから兄を守りたい。もう二度とあんな目には合わせはしない。その前に月葉は私のモノだ。
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