アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
入学式 3
-
最悪……何分間こっちを凝視するつもりだよ…
『凝視……|ω・)』
【一人芝居しとるからではないかのぅ】
お前が見えないからこんなことなるんだ!
【理不尽やのぅ】
猫は木の近くで僕を凝視というか、ちら見でこちらの様子を伺っているかのようにも見えるがどうにも猫の方はとても落ち着きが全くない。
『何を焦って居るんでしょう?』
ティアナがそう答えたので僕は、少しばかりこの場を動いて見ようとする。
すると、焦って僕の方に走って来たが、走るというよりタックルしてきたように見えたのは多分……灼だけ。
そして僕の方に走って来たので何となく動く気にもならなかったのでそのまま草はらに背中が着く。
「君は……何でここにいるの!」
「いちゃ悪いことでもあるのか」
「大ありだよ!ここは僕が愛用しているんだから!」
知らねぇ…
「ここに居たらダメなら俺は行くから」
僕はさっさとこの場を離れようとするが…猫は僕の腕をがっちり捕まえ、動けない状態であった。
「何のつもりだ…」
「まだ時間ある…話し相手になって」
「嫌だ」
僕が拒絶すると目元からうるうるしながら僕を見る猫。
こういう奴って本当ウザイんだよな…
『媚売るやつ多いですよね(´△`)』
本当に他の種族と関わるとろくな事がない
「鬱陶しい、ベタベタ触らないでくれる?後、俺に媚び売って入るけどそんなの俺は効かないからビッチの猫さん」
「び、ビッチ!?違うよ!僕、媚なんてしてない!よく間違えられるけどした事なんてないよ!見た目だけで判断しないでくれるかな!そ、そりゃ前の学校だってビッチって言われたけど僕はそんなに交尾を売るほど暇ではないよ」
『暇ではなければするのね…』
【説得力まるで皆無じゃのぅ】
話にならないので猫はほっといて元きた場所に戻ろうとする僕に向かって猫は、
「友達が欲しいだけなんだよ!前の学校はやんちゃしてビッチなことしてたのは事実だけど本当は友達が欲しくて奴隷のように前は扱ってきたけどこの学園ではちゃんとした友達が欲しいんだ!だから僕と友達になってよ!」
【だそうじゃどうするつもりじゃ?】
他の種族と関わるのは時間の無駄
『ですがあそこまでしてますけど?』
お前らはどっちの味方だ!……
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 19