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好きの感情
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「うあ……っ」
キオンが俺の足を肩にかけたまま、グッと身体を倒してくる。そしてかぶりつくようなキスをされた。
「あ、ん……ン!」
足が肩にかけられているせいで、尻が若干持ち上がっている。キオンはキスをしながら、後孔に指を挿れてずぽずぽと抜き挿しした。
「は……あっ、や、やら、そこ、ぉ……」
「やだ?」
「ン……ッ」
キスが深くなって、舌を絡め取られた。
キスで息がしにくいし、ちょっとこの体勢もキツいせいで、すぐに呼吸が荒くなる。
きっと酸欠のせいだ。頭がぼーっとしてきた。
濃厚なキスののち、ゆっくりと唇が離れた。
俺の足を肩から下ろすと、俺の膝裏に手を入れて更に足を広げさせた。
「身体柔らかいよなあ、レイは……なんかエロいな」
呼吸を整えるので精一杯で蹴っ飛ばす余裕もない。俺は「ばか」と呟いた。
「なんだよ、褒めてんだぞ。身体柔らかいってことは色んなコト出来るだろ?こうやって……ん」
キオンは俺の股間に顔を埋めて、根元から先端までをゆっくりと舐め上げる。俺の、目の前で。背筋がゾクゾクした。
「この体勢ならよーく見えるだろ?お前の舐めてるところ……すげえ、とろっとろ」
ぐちゅぐちゅになっている先端を、キオンは強く吸い上げた。
「ひゃ、んっ!」
やっぱりさっきからこの格好をさせてたのは、俺に見せつけるためか……!
「ほら、俺がフェラしてるところ見ろ。レイの気持ちいいところ舐めてるの、ちゃんと見てほしい」
キオンは俺のことを見ながら、舌先で性器の先端をグリグリしてくる。
俺は静かに唾液を飲み込んだ。
……ヤバい、エロい。
見なければいいのに、俺の性器を舐めるキオンの口元を言われるがまま見てしまう。
あ、
キオンがもう一度先端を吸った瞬間、再び強い射精感に襲われた。
「キ、キオン!も、イくぅ……ッ」
腰のあたりがゾワゾワとして、身体が強張る。俺は何度も口を開閉させた。
今度は焦らされることはなかった。
「いいぞ、出せ」
むしろ裏筋を舐めて射精を促してくる。その様子もちゃんと見えて、余計腰にきた。
「あっあっ……や、そこ、舐めちゃやだぁ!んあっ、でちゃ、う……!」
シーツを握り締めて身体が痙攣したその瞬間、性器の先端から白濁が弾けた。
「っ……!」
顔になにかが飛んできて、反射的に目を閉じる。
それはすごく熱かった。
「な……、なに……?」
やがて射精が終わると、俺は緩々と目を開けた。
すごい疲労感だ……焦らされたせいかもしれないが、達するのはすごく疲れる。しかしようやく出せてホッとした。
俺は指先で自分の頰をなぞり、その指を目の前に持ってきて見つめる。
そんな俺の様子を見てキオンは大笑いした。
「なにってお前なあ……お前の精液だよ。はっ、顔射デビューだな。自分のだけど」
「え」
見れば、どろっとした白濁が指先についていた。
「この距離で射精したもんだから、顔に飛んじまったんだよ」
キオンは俺の手首を掴んで顔を寄せると、指先についた精液を舐め上げた。
「ん、濃い……溜まってたんだな」
疲労感からか、頭の回転がめちゃくちゃ遅くて、キオンの言うことがすぐに理解出来なかった。
と、いうことは……今、俺の顔面は精液塗れってことか?つーか……まさかこれを狙って、この格好をさせてたってことじゃないだろうな?
「さて、レイ。その顔はその顔でエロくてそそるもんがあるが、レイは嫌だろ?どれ、俺が舐めて綺麗にしてやるから」
この瞬間我に返って、俺は悲鳴を上げた。
「き……汚ねえ!!」
キオンはきょとんとした。
「汚くねえよ。レイの精液だぞ?むしろ、舐めてえぐらいだ」
べろん。キオンが俺の鼻先を舐めた。舌で、鼻先を。
ゾゾゾッと背筋に寒気が走った。
「そっ、その舌で俺のちんこ舐めてただろうが!!やめろ!!」
こいつなら俺の顔を舐め回すくらいやり兼ねない。
俺は慌てて自分のシャツを引っ張ってきて、袖やり裾で顔を拭った。キオンが心底残念そうに「遠慮するなよ」とぼやいたため、その顔を睨みつけてやる。
しかしそんなの気にしない様子で、キオンはヘラッと笑った。
「じゃ、次はこっちで気持ちよくなろうな」
「え、も、もう?イったばっか……」
達した余韻がまだ続いている。
俺はキオンの肩を掴んだが、キオンはお構いなしに指先で後孔の入り口を突きながら、小さく唸り声をあげた。
「うーん……ずっと触ってたから大分ほぐれたとは思うが……」
達したばかりのせいで、突かれただけで過敏に反応してしまう。後孔がヒクヒクしているのが自分でも分かった。
「ん……っ、てめえのがデケエんだから、いくらほぐしても無駄だっつの……」
「それは早く挿れてっていうおねだりか?」
「っ、ちげえよバカ」
一旦俺の身体から離れて、キオンがズボンのベルトを外す。俺はキオンがズボンを脱いでいたところを盗み見していたのだが、キオンの下着の下から相変わらずデカいそれを見て、小さく唾を飲み込んだ。
俺のをフェラしてるときも、ずっと萎えてなかったんだ……。
身体の奥がジンッと熱くなるのを感じ、キオンが脱いでいるうちにゆっくりと下腹を摩る。
ここに、これから……俺は慌てて手を引っ込める。なにを想像しているんだ、俺は。
俺の考えていることなんてつゆ知らず、キオンは脱いだそれらを床に放り投げると、再び俺の上に乗っかってきた。
「レイ、体勢はこのままでいいか?それともバックがいい?」
こんなこと聞かれるなんて思ってもみなかったから驚いたが、それは好都合だった。
「な……なら、後ろ、がいい」
正面でするのは嫌だ。ヤるのだって未だ恥ずかしいのに顔が見えてしまうのはもっと恥ずかしい。
しかしそれを聞いて、キオンは首を振る。
「やだ。レイの顔見えない」
「ああ?」
じゃあなんで聞いたんだよ!
「レイの顔見てシてえんだよ……キスだってやりやすいし」
俺とは真逆の、キオンらしい理由である。
「でも」と俺が引き下がらないのを見て、キオンはなにを思ったのか、脇の下に手を入れて俺の身体を起こした。
「え、あ、なにっ?なにすんの?」
「いいから、腕を俺の首に回せ」
言われるがまま、向かい合ったキオンの首に腕を回したが、さっぱりキオンの考えが分からない。
「回したけど……」
「それじゃあ、そのまま腰落としてみろ」
「こ、腰って」
そろりと下に視線をやる。
俺は今、ベッドに座ったキオンの足を跨いで膝立ちにさせられている。キオンの言う通りこのまま腰を落としたとすれば、それって、もしかしなくても入っちゃうんじゃ……。
「ま……待って、キオン。そ、それって、自分で挿れろってことっ?」
「あー……まあ、そうなるな」
「っやだ!!」
なんか正面から挿れるより難易度がアップしているような気がする!
「やだやだって、さっきからそればっかりだな……ワガママ言うなよ。腰落とすだけだろ?」
キオンは簡単そうに言うが、そんな手軽なことじゃないぞこれは。恥ずかしくて正面は嫌だって言ったのにこれでは意味がない。
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