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好きの感情
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キオンがさっき俺に言わせたみたいに、今度は俺がキオンに「イきたい出させて」って言わせてやる。
そんで根元掴んでダメって言って、キオンのムカつく顔をぐちゃぐちゃに歪めてやって……、
とか、考えていたはずなのに。
「ぁあ、ン!ひ、あぁ……っ!だめ、だめ、ぇ…あっんぅ!」
「っ、ああ?なにがだめだって、んぐ……ッこんな気持ち良さそうな、ンッ、声出してるくせに」
突っ込まれたまま押し倒されて、嫌だと言った正面から犯されていた。
「っおら、俺のこと躾すんじゃなかったのか?そんなトロ顔晒して、どーやって躾するつもりだ?」
俺は腿裏を掴まれ、強引に大きく足を開かせられる。そのせいで恥ずかしいところが丸見えだ。結合部も、反り勃った性器も。
「躾しなきゃいけねえのはお前の方じゃねえのか?少し前まで処女だったくせに、こんなに尻で感じるなんてよ」
「っや、言わないで……」
恥ずかしい。尻でこんなに感じてしまう自分が怖い。
「んあっ!」
肉がぶつかる音をさせながら性器が中を突く。俺は甘い声を漏らしながら、喉元を反らした。
だからこの体位は嫌なのだ。
キオンが感じている俺の顔を見ながら、何度も強く奥を築き上げてくる。顔を見られるのは嫌だ。恥ずかしくてたまらない。
それに加えて、時折腰を引いて、カリで浅いところをグリグリしてくる。それが切なくて俺が表情を歪めると、キオンは舌舐めずりをする。俺が苦しそうな顔をすると、キオンは堪らないと言わんばかりの意地悪な顔をするのだ。
ほんとタチが悪い!
俺は顔を両腕で隠した。
タチ悪いが……そいつに掘られて、ゾクゾクしているのは俺だ。
さっきからずっと身体の奥がジンジンして、キオンのことを欲しているのが自分でも分かる。
「レイ……っ」
キオンに切なそうな声で俺の名前を呼ばれると、腰にクる。キオンはそのあと何度も何度も俺の名前を呼んだあと、ぶるぶると身体を震わせながら、掴んだ俺の腿裏に爪を立てた。
「出すぞ、一番奥に、ッぐ……こぼすなよ……!」
キオンは肉のぶつかる音をさせ、一番奥に注ぎ込もうとしてグッと腰を押し付けた。
その直後ビュッビュッと数回にわたって吐き出された精液が痙攣している肉壁を犯し、熱さと刺激に目を見開く。
「ひゃ、あ……あつ、い……ッ」
キオン以外とセックスをしたことがない俺でも、キオンは別格だと思う。というか、キオンは人狼だから人を基準にして考えてはいけないんだろうが、一回に出る精液の量が違う。
俺は男なんだから孕むわけない……頭ではそう分かっていても、こんなに濃くて量が多い精液を全て中出しされるといつか孕んでしまうのではないかと、そう心配になってしまうほど射精が長い。
「ッああ、レイ……もっと、もっと、お前の中に出してえな……ッ」
「やっ、ま、て……まだ、中が、熱いからぁ……っ」
まだ中出しされている最中なのに、キオンは腰を揺らめかせ、種付けをしながら俺の奥底を突いてくる。俺が悲鳴をあげてもお構いなしだ。出したばかりの精液を泡立てながら、俺のことを追い込んでいく。
「あっあっ!だめ、そんなグリグリ、ッんあ!お腹、裂け、る……!」
あまりの激しさから背を反らしながらシーツを掴んで引っ張る。
「ああっ?裂けねえ、よ……ン!んなこと心配してねえで、孕ませられねえか心配してろ」
「ば、ばかぁ……んっ」
キオンの顔が迫ってきて、俺の口を唇で塞いだ。
さっきイったのは嘘だったのではと思うくらい、キオンはもう俺の中で硬さを取り戻していた。その硬いので奥を抉ってくるもんだから、落ち着いてキスを堪能することも出来ない。
俺は息苦しさと奥を突かれる刺激に顔を顰め、唇の隙間からくぐもった声を漏らした。
俺の中に出すつもりだ。
またキオンの熱い精液が、中に注がれる。何度されても慣れぬ感覚。……孕まされるんじゃないかという、危機感に……俺は、興奮していた。
「レイ、イくぞ、また奥に出してやる……っ」
キオンは口を離すと、俺の肩に額をグリグリと押し付けてた。
くる、熱いのが、俺の中に……!
「っ、はら、む……孕んじゃ、う……!」
気が付けば、俺は泣きじゃくりながら何度も何度も首を振り、キオンの腕を掴んでいた。
キオンはねっとりと下唇を舐めると、俺の身体を強く抱き締める。
その瞬間、俺の中で熱が弾けた。
熱い精液を中で感じ取った途端、俺も達していた。
二回目だったため、最初よりも量は減って、色も薄くなっていたが、吐き出したそれは俺の腹とキオンの腹に飛び散った。
俺とは対照的に、キオンは二回目でも量は多かった。
一回目に出された精液と混ざり合い、俺の腹の中をじんわりと温める。くそ、大量に出しやがって。
その熱さを感じながら、キオンの腕の中で身体から力が抜けた。
「も……だめ……」
こんなに立て続けにヤったせいだ。達した途端に疲労感が襲ってきて、目を開けているのもやっとだ。
「なんだレイ。もうへばってるのか?」
俺から生命を吸い取ったみたいに、キオンは疲れを見せるどころか、元気そう……どこか肌がツヤツヤしているように見えるのは気のせいか?
キオンはちゅっと俺の鼻先に吸い付いた。
「なあ、レイ……もっかい」
「はあ!?」
その言葉が信じられず、俺は目を見開いた。
「なっ、なに言ってんだ!?お前、さっき二回もヤっただろうが!!」
キオンは不貞腐れたみたいに唇を尖らせて「二回しかヤってない」と不満をこぼす。
俺は絶望した。
こいつ、量が多いのに加えて、絶倫かよ……。
人狼を舐めていた。
そういえば今までは俺が失神するなり、途中でラルスが来て中断になったりしていたから、行為中断にならなかったのは今回が初めてだ。この前ももう一回シたそうだったし……いや、そうは言ってもだな。
「いいだろ?あと一回、あと一回だけだから……言っただろ、腹いっぱい出してやるって。まだ腹いっぱいになってねえくせに」
そう言いながら、キオンの掌が俺の下腹部を撫でる。
そのせいで腹の中を意識させられて顔が熱くなり、キオンの手を叩いた。
「っ、触るな!」
「んだよ、つれねえな……」
キオンは唇を尖らせた。
「さっきは孕んじゃうってあんなに可愛いこと言ってたくせに」
「ば、……うるせえ」
バツが悪くて顔をそっぽに向ける。
「ほ、ほんとは孕むなんて思ってねえし……」
「でもそう思っちまうくらい俺の出したやつが良かったってことだろ?」
「そんなこと言ってねえ!」
反射的に否定してみたものの……俺は少し不安になって、キオンのことを見つめる。
「……ほ、ほんとに大丈夫?」
キオンはきょとんとした顔をして俺のことを見つめたあと、ニヤーッと口角をつり上げてわざとらしい意地悪な笑みをうかべた。
「大丈夫って、なにがだ?」
「あッ」
キオンの腰がほんの少し動いた。中の精液がくちゅっと音を立てたのが聞こえてしまった。
すっとぼけやがって、この野郎……。
「だ、だから、中に出されたの!」
「んー?中ってここ?」
キオンは俺の下腹部を指でグリグリと押しながら、首を傾けた。
「や、そんな、押すな……っ」
押されたせいで中が圧迫され、 余計キツくなって挿入されたままの性器を感じさせられる。
「おお、中が締まった……なんだかんだ言いながらもう一回くらいは出来そうだな」
「っ、出来ない!」
「出来る出来る」
そう言いながら、キオンは腰を揺らめかせ始める。
「ひ、ぐ……あ、あぁ……!」
もう限界のはずなのに、敏感な中をそんなにゆっくり擦られては嫌でも勝手に声が漏れてしまう。だが、俺が気持ちいいからこんな声を出していると勘違いしたのか、キオンは嬉しそうに微笑む。
「レイ……そんなに良さそうな顔してたら、ほんとに孕んじまうぞ?……なーんてな」
心臓がドキッと高鳴った。
「は、孕むわけ……」
俺はギュッとキオンの腕を掴むと、キオンは意味ありげな笑みをうかべる。
「どうだろうなあ、レイ」
そして、耳元で囁いた。
「よがってるくせに、泣きながら孕んじゃうって言う奴の中に種付けするのは最高な気分だけどな」
「は……、」
次の瞬間、硬い性器が俺の中を突き上げてきて、声もなくビクビクッと身体を痙攣させながら背を反らす。感じたくなくとも、身体が勝手に反応してしまう。
「……好きだぞ、レイ」
キオンはそう言って俺の身体をベッドに押し付け、腰を打ち付けてくる。
あまりの激しさにキオンの肩に噛み付いてしまったがその歯型は一瞬にして消えてしまう。俺がキオンに促されてつけたキスマークみたいに。
身体を揺さぶられながら、俺はぼんやりと考えた。
そっか、キオンは人狼だから……。
回復力が高いがゆえに、キスマークも歯型もすぐ治ってしまうのか。
そんなことを考えているうちに、キオンが俺の首筋に吸い付いて、また痕を残す。俺に付けた痕は残るくせに、俺が付けた痕がすぐ消えるなんてムカつく。
治ってしまうと分かっていながらも、腹いせに再びキオンの肩に歯を立てた。
それから、なぜか噛み付いたことによって妙に興奮してしまったキオンに「一回だけ」という約束は当たり前のように破られて、結局俺の意識が飛ぶまで犯された。
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