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速攻で岡村の部屋に入らされ、服を脱ぐように言われた。
ムードのかけらもないやつである。
まあ、あっても困るだけなのだが。
素っ裸にお互いなる。
これを第三者目線で見たらかなりシュールだと断言できる。
なんか気恥ずかしくて岡村から目をそらす。
「先輩」
岡村は、両手で俺の顔を岡村と向き合うようにした。
急にされたので痛い。
それもつかの間、岡村の顔が近づいてくる。
その意味を即座に理解し、俺は拒む。
「それはまずいだろ……!」
「そうですか?……まあ、いいか」
このあとされるであろうことを考えるとキスなんて大したことないのだろう。
けど、キスしたら恋人と変わらないじゃないか。
本当に小さなプライドでしかないが、それでもその小さなプライドを守りたかった。
布団が用意され、オレはそこに寝っ転がる。
怖くないわけじゃない。嫌だと思っている。
なのに、初めて岡村に触られたときのことを思い出してしまう。
的確に敏感な部分を刺激され、今までにない絶頂と快楽。
オレは、おかしくなっているのだろうか。
先ほどまではそこまで考えていなかったのに、ベッドに寝かされた瞬間、そのことを深く考えていた。
岡村はクローゼットから小さなカバンを取り出し、何かを出す。
オレは取り出したものを見て声を荒げた。
「な、なんだよそれ!」
「アナルパールっていうらしいですよ」
したことはないが、アナルの意味は、知っている。
そしてそれを俺に向ける時点でどうするのかも理解できた。
「はぁ!?え、そこまですんの?」
「そのつもりですが」
「さすがにそれは……」
岡村は手に取りだしたものを見つつ、何か考えているようだった。
「新名先輩は逆らえる立場でもないでしょう。本来キスだって拒絶できる立場じゃないのに」
「脅しか?」
「脅し……まあ、そうなりますね」
脅し、という言葉を出されると、弱みのあるオレは何も言えなくなる。
「でも、いきなりは無理だろ……」
「大丈夫ですよ。すぐに俺のをいれたりはしませんよ。気持ちよくなるまでゆっくりと開発しますから」
そういう問題ではないのだが、逆らうことは無理だろう。
あいつがこの部屋でオレにしたことは写真として残されている。
オレはそのまま受け入れざるおえなかった。
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