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俺は岡村を見たくなくて目を閉じる。
せめて目の前にいるのが可愛い女の子だったら、と想像してみるが、今までの経験上このようなことをする人がいなかったからか、うまくできなかった。
異物が入っていくのが分かる。
恐怖。その言葉が頭を駆け巡るのが分かる。
無理もない。今まで排泄物を出していたところに何かをいれられる経験が皆無だったのだから。
「痛い……」
痛いと口には出したが、岡村がゆっくりと動かしているからか、我慢できない痛みではなかったような気がする。
だけど痛いと訴えることで岡村が諦めないかと、良心に訴えかけているのだ。無意味だろうけど。
怖い、助けて。
本当に言いたいことは口に出せなかった。
「先輩、力むと余計に痛いですよ」
「う、うるさい……!」
岡村は、俺を気遣ってはいるらしい。
だけどやめるという選択肢ははなっからないのだろう。
ゆっくりとだが、奥に入っていくのだけは分かる。
「ひい、はぁ、うぐっ……」
手で布団を強く掴んで、痛みと恐怖から逃れようとする。
もうどのくらい時間が経ったのだろう。とにかく長い時間異物が入っているような気がする。
気持ち悪い。
アナルセックスのどこがいいのかオレには分からない。元々そういう趣味はないし。
そもそも男にされるなんて思ってもなかったし。
「……まあ、今日はこれくらいにしましょう」
救いの言葉だ。
ゆっくりと異物が抜かれていく。解放感と安堵で力が抜けていく。
「疲れたでしょうから少し休みます?お茶、用意しますよ」
「……睡眠薬とか入れるなよ」
「入れませんよ。必要ないですし」
そりゃ、そんなことしなくても従ってくれるしってことか。
何も言い返せなかった。
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