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佐々木美穂は、オレに浮気相手になれと言ってきた。
報酬は体を売ること。とんでもないやつではある。
オレはそれにのった。
といっても一回限りのデートだった。要は岡村に浮気してるから別れろ、と言いたいためのデートだった。
オレはどうでもよかった。岡村は変人って噂もあるし色々あったんだろうなというくらいだった。
ただ胸はでかいしエロそうな体はしてるな、という認識だった。
ちなみに最後まではしていない。佐々木美穂は処女だった。
岡村が手を出していないことに驚いた。
証拠としてそれっぽい写真は撮ったが、途中でそれに気が付き、挿入まではできなかった。
「新名君?」
オレはハッとして北山を見る。
色々と吹っ切れた顔だ。
「まあ、考えとく。まだ好きだって気が付いてそんなにたってねーし」
「ふーん。でも新名君が好きになった相手かぁ。どんなふうにいじめられたの?」
「何言ってんだ!?」
ごく当たり前にいじめられたという単語がでてきたので動揺が隠し切れない。
「だって新名君ってMじゃん。マゾってやつ」
「な、なんで」
「そりゃさ。す……じゃなくてずっと見てたっていうか。あ、これじゃあんまり意味変わんないね」
岡村にも同じことを言われていた。
縛られたとき。身動きが取れないのに無理やり快楽を教え込まれて。
そんな状況で……ってこんなとこで思い出すな!!
「顔すっごい真っ赤だ。きっと想像を絶することされたのね……!」
北山が興奮してる。
オレは顔の赤さを誤魔化したくて必死に顔を手で押さえていた。
「今日はありがと。今度会うときは、また友達として会えるかな?単なるわがままだけどさ」
「多分な」
「そっか。じゃあね。後悔だけはしないでね!」
手を振って北山と別れる。
オレも帰るか。色々とあって疲れた……。
ふとスマホを見ると、岡村と翔から連絡がある。
急に出たから連絡がきたのか……?でもあらかじめ2時には出るって言ってたし。
よく見ると時間はそれぞれ翔が5時、岡村は6時だ。
翔は終わったよ!とだけ。多分あとで話を聞いてほしいパターンだろう。
岡村は用事が終わった後で家に来い、ということが書かれていた。
手慣れてしまった動きで岡村にOKと送り母さんと翔には遅くなると連絡を入れた。
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