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父さんからの頼み
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ザワザワ ザワザワ
千「ん~!久しぶりの日本!!みんな元気かな~?」
空港で一人話している美しい青年。周りの人はその美しい容姿に釘付けになっていた。
モデルのように小さい顔、華奢な体。白く美しい肌。紅く可愛い唇。銀色の美しいストレートロング。透き通った空色の瞳。そこら辺の芸能人なんか比べ物にならないほど美しい。
千「何か視線を感じるな…。僕目立つようなことしたかな??」
だが、本人は無自覚である。(無自覚って怖い)
千「まぁいいや!早く父さんの所に行こう。」
彼はそう言い、迎えに来ていた車に乗りこみ父の元へと急いだ。
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千歳side(基本的に千歳サイドで進めます。)
車で30分ほどの家に着くと、僕はある部屋に向かった。
コンコン
千「千歳です。」
?「どうぞ~」
ガチャ
千「失礼しまッ!?」ギュッ
?「ちーちゃーん!お帰り!!」
千「ただいま、父さん。ちょっと離そうか?(ニコッ」
白「ご、ごめん。ひさしぶりの生千歳だからつい、、」
そういいながら、緩く笑うこの人はぼくの父、御剣家当主御剣白夜。
父と言ってもまだまだ若く、兄弟に見えてもおかしくないレベルだ。
僕が留学から帰ってきた理由は3日前の父からの急な帰ってこいという電話であった。
千「まぁいいよ、電話で言ってた僕絵の頼みってなんなの?
大事なことだからわざわざアメリカから帰らせたんでしょ??」
白「あ、あぁ!忘れてた!!父さんが理事長をしてる青藍学園、知ってるだろ?その学園に転校生が来たんだがその転校生がかなりの問題児でな…。生徒会の役員たちを虜にしてしまったんだ。それで生徒会が仕事をしなくなってしまって、風紀が頑張って入るんだがこのままでは皆倒れてしまう。」
急に父さんが真面目な顔になった。
「そこでちーちゃん学園に転入してもらって、学園を立て直してほしいんだ…。」
千「…えっ?!?!
…その生徒会の人達、リコールしたらいいんじゃないの~??」
白「俺もそう思ったんだが、生徒会の中で唯一虜にならなかった会計がリコールだけはやめてくれと言うんだ。だから、ここは父さんとの関係を隠してちーちゃんに転入してもらって穏便にすまそうかと思ってさ。頼むよちーちゃん~。」
父に頼まれたら断れない僕は、ため息をついて
千「分かったよ。いつからなの?」
白「明日からだよ~。必要ないと思うけど、取り敢えずこのテストやってくれる?その点数でクラスを決めるからさ。」
そう言って父が差し出したプリントを受け取り、そのプリントを埋めて行く。
10分ほどで全部解き終わった。
すると、父は「ちーちゃんには簡単すぎたかなー?」と苦笑いをしている。
結果は満点。ちなみに満点をとった人は今までで僕以外いないらしい。
文句無しでD~SまであるクラスのSクラスに決まった。
白「ちーちゃん、明日からは俺との関係は内緒にして一応苗字も変えよう!そうだな~…佐久間!ちーちゃんは今日から佐久間千歳になってもらう。その容姿だと目立つから、はい!これ、明日から絶対つけて言ってね?」
そう言われてパンフレットと何か入っている紙袋を持たされる。
白「パンフレットは軽く見て、とりあえず今日は休みな?明日から絶対それつけて言ってね!!あと、どうしようもない場合や、ちーちゃんが良いと判断した場合は正体バラしていいからね~。」
父に返事をして、部屋に向かう。
明日が楽しみだな~♪
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初めまして、作者です。
誤字などありましたら教えて下さると嬉しいです。
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