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焦らすように ※
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「いやだ…離してくれ…」
男は、トイレでは結局それ以上何もせず、俺をベッドに連れていった。そして、俺をうつ伏せにし、腰を高く上げさせる。
抵抗といえば、ささやかに拒否の言葉を紡ぐことくらいしかできない。「見えない」ということは、確実に俺の精神を蝕んでいるようで、引き剥がす気力も度胸も沸き出てこない。
「…ひ、ぁっ?!」
ぴちゃ、という音が響く。男は、俺の後孔を舐め、ぐにぐにと舌で刺激する。
そしてゆっくりと舌が入り込み、蹂躙していく。
「そん、そんなところ、舐めないで…っ」
びくびくと腰が震える。男はたっぷりと時間をかけながら舐めすすった。
そして、いつの間にか舌は離れ、今度はぐにぐにと、すぼまりを指で押される。
つぷ、と浅いところに入れては、ゆっくり円を書くように動かし、離れる。それを何度も繰り返され、もどかしく感じる。
「あ、あ、…ぁ…っ」
腰を高く上げながら、浅ましく揺らしてしまう。
次第に指は深くまで、ゆっくりと、時間をかけながら入り込んでくる。じわじわと侵食される感覚に酔う。そして、ゆっくりと引き抜かれるたびに、何とも言えない快感が背をかけのぼる。
どれくらいされてるのか分からないくらい、じっくりと後孔をいじられ、いつの間にか自分の昂りは硬度を増し、だらだらと蜜をこぼしていた。
指も増やされており、中を拡げるような動きに翻弄される。
「は、はぁ、…、ん、んっ」
男は、俺の背に覆い被さり、優しくキスを落としていく。それに気をとられていると、後孔に熱いものが押し付けられ、ぐ、と中に入り込んでいく。
「あ…っ、あ、ぁあ! …っ」
意味をなさない言葉がこぼれるだけで、男に言い様にされてしまう。それなのに、嫌なはずなのに、体は歓喜に震える。
焦らすようにゆっくりとした律動。
もどかしい。
でも、もっと激しく動いてほしいなんて…そんなことを言えるはずもなく、俺はただただ、男が与える緩やかな快楽に溺れていった。
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