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崩壊の音②
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どれくらい続いただろう。
時間の感覚がなくなるくらい、俺は男たちの好きなようにされた。何度も中に出され、少し身動ぐだけで後孔から こぷりと液体が吐き出される。
「…、」
「稔ー? 意識飛ばしちゃったか?」
城戸がぺちぺちと俺の頬を叩く。
目を開け、ぼんやりと城戸を見ると笑顔を返された。その楽しそうな顔にゾッとしたものを感じる。
「これさ、よく撮れてると思わないか?」
「…?」
城戸が俺の目の前にデジカメの画面を見せてきた。
そこには、俺が男たちに犯されているところがはっきりと写っていた。何枚も何枚も、城戸は面白がりながら画面をスライドさせていく。
「動画もあるけど、見るか?」
「なん、で…こんな、こと…」
「何で? こんな面白そうなこと1回で終わらせるわけないだろ。これから俺が呼んだらすぐ来いよ。来なかったらこの写真と動画、どっかのサイトにアップするからな」
「…っ」
表現しがたい…得たいの知れない恐怖と気持ち悪さを感じる。まさか、こんな風に脅される日が来るなんて考えたこともなかった。
「それにしてもさ…」
「っ、あ…!」
城戸がぐにぐにと後孔をいじる。
ぎゅ、と目をつぶると、嘲るような笑いが聞こえた。
「男にこんなことされて感じるなんて、変態だな」
「…っ、…っ」
「つーか、こんな簡単にセックスできるなんてさ、お前普段からヤってんの?」
そんなわけあるか、と反論したかったが、ついこの間まで蓮矢と毎日体を重ねていたから、確かに未経験者よりは早く拡がったと思う。
ただ、快楽よりも痛みや恐怖心の方が強くて、おれ自身は萎えたままだった。
「父親に色々されて目覚めちゃったんじゃね?」
「…」
俺の父親。あの人は…もう、いない。
事故で死んでしまったから。
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