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欲求①※
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部屋に通し、ベッドに腰かけてもらう。
「狭いんだけど…その、ちょっと待ってて」
冷蔵庫を開け、コップにお茶を注ぎながらちらりと蓮矢を見る。すると、目があってにこりと微笑まれた。慌てて目線を反らすとくすりと笑われた。
自分の部屋に蓮矢がいるのが不思議で、ドキドキと心臓が早鐘を打っているのが分かる。
「えっと、大したものないけど」
「俺は稔に会いに来ただけだから…気を使わせてごめん」
「あ、いや、別にいいんだけど」
隣に腰かけ、自分も飲み物を飲む。
無言になってしまい、どうしたものかとまた蓮矢の方を見ると、また目があった。じ、と見つめられていてさらにドキドキしてしまった。
「ど、どうかしたのか?俺の顔、何かついてる?」
「…もう大丈夫?」
「え」
手に手を重ねられ、恋人繋ぎのように上からぎゅ、と握られる。
「あ、えっと…心配してくれてありがとう。でも、本当に大丈夫だから」
「…」
「蓮矢?」
こてん、と蓮矢が額を俺の肩に乗せる。
緊張しながら固まっていると、さらに密着された。
「じゃあ…稔のそばにもう少し居させてほしい。一人だと寂しいから、そばにいて」
「…蓮矢…」
城戸に会って…あの時のことがフラッシュバックしたのは事実だ。思い出すと体は勝手に震える。
大丈夫って言い聞かせないと、怖い。
そのことが分かってるから…なんだよな。
蓮矢はきっと、俺が不安にならないようにそばにいようとしてくれてる。
「…仕事、大丈夫なのか?」
「まだ〆切が先だから大丈夫だよ」
「そっか」
絡められた指を、ぎゅう、と握り返す。
「あのさ…蓮矢」
「ん…?」
「俺も一人だと、寂しい…」
「ああ」
「だから…もっと、安心…させてほしい」
「…?」
蓮矢は顔を上げ、俺を優しい眼差しで見つめる。
「俺、蓮矢と、したい」
まっすぐに見つめると、そっと抱き寄せられた。
耳元を熱い吐息がくすぐる。
「俺も、稔を感じたい…」
「…うん…」
*
「っ、あ…」
「稔…可愛いな…」
着るものを全て取り払い、俺たちは狭いベッドで体を寄せあった。
蓮矢は俺の体を味見するように舐め、その刺激にいちいち体がびくりと反応する。
「…蓮、矢…」
「気持ちいい?」
「う、うん…気持ちいい、けど…」
「けど?」
「…俺もしたい」
ゆっくりと起き上がり、蓮矢と向き合う。
蓮矢は思案顔で首を傾げた。
「稔も俺に挿れたいってこと?」
「え、あ、いや…その、それはちょっと俺にはレベル高すぎて、無理かな…そっち側、したことないし」
「稔が望むなら俺はどっちでも…」
「いや、違うんだ、その…だから、舐めたり、とか」
真っ赤になりながら告げると、蓮矢は一瞬きょとんとし、そのあと手を軽く広げて「いいよ」と微笑んでくれた。
「じゃ、じゃあ、遠慮、なく」
最初に頬に口づける。
そのあと首筋に降りて、ぺろりと舌を這わせる。
ピクッと反応してくれてホッとする。だんだん下に
下がって、蓮矢がしてくれるみたいに舐めたり、吸ったり、色々と試してみる。
蓮矢は頭を撫でてくれていたけれど、昂りに到達したときに制止されてしまった。
「稔、無理しなくていい…」
「………ダメ?」
そっと蓮矢な昂りに触れながら、上目使いで見つめると、ごくり、と喉が上下するのが分かった。
俺はそのままぱくり、と蓮矢の昂りを咥えた。
ちょっとしょっぱくて、先から出てくる先走りは苦い。でも嫌悪感はなくて、舌を伸ばし、裏筋をゆっくりと舐めあげる。蓮矢がしてくれているように、食んだり舐めたりを繰り返すと、昂りが大きくなっていくのが分かった。
ちらりと見上げると蓮矢は顔を上気させ、息づかいも荒くなっていた。
その色気にドキドキしてしまう。
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