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これだから、馬鹿なイヌは嫌いなんだ…
「せーんぱーい♡今日もかわ…あ、かっこいいです♡すっごいいー匂いする♡好きです♡せんぱい♡佑さん♡」
俺を羽交い締めにし首筋に顔を埋めて
変態のごとく(イヤ実際変態なんだけど)
ハスハスと匂いを嗅いでるのはバカ犬ともい俺の恋人。
人の家にいきなり押しかけては変態行為を思う存分
人の意見など聞かずに好き勝手やっては帰っていく。
今日も、ほら…
「奎、俺今日終わらせないとヤバいレポート残ってるから、
その後バイト控えてるし、さっさと退いて…。」
「えー…佑さんならそのくらい明日の朝でも間にあいますよ!
なんなら俺も手伝いますし!
なので今は俺にしゅーちゅーしてください♡」
そんなこと言いながら首筋をねっとりと舐め上げ
服越しに身体を撫で上げる。
「っイヤ、そーいう問題じゃないから。
いいから退けよ。
なに昼間っから盛ってんの…。」
「だってー…佑さんがエロい匂い
ぷんぷんさせてるのが悪いんじゃないですかぁー…。
いつもはそんなことないのに、
発情期の猫みたい((ブツブツ…」
「イヤ、そんな匂いさせてないから。
大体発情してんのはお前だろ。
もういいから離れろって…!?」
服越しでは満足できなかったのかシャツを捲り上げ
奎の手が直接自分の肌に触れる。
カチャカチャとベルトを外す音が聞こえ
ズボンの中へと手が忍び込む。
同時に舌を絡め軽く吸われ
舌先から快感の波が広がるような
濃厚な口付けを受ける間、
ゆるりと形をなぞるように性器を撫でられ
その手を止めようとその腕に無意識に手をかける。
そんな抵抗など有って無いようなもので
口付けは更に深くなり息が苦しい。
名残惜しげに俺の唇を舐め奎の唇が離れる。
「っ…は、ぁ…苦し…いきっ、」
「…っはぁ、ごめんなさい。…佑さん」
本当に悪いと思ってるのかギュウギュウと俺を抱き締めながら少し大きくなった下半身の一物を俺にすり寄せてくる。
「はぁ…ホントに駄目だって言ってるだろ…」
「たすく…さぁん…」
雨の日に捨てられた仔犬のような潤んだ瞳で見つめてくる。
俺がそれに弱い事がわかっててやってるところが立ち悪い。
「…っはぁ、…しょうがないな…」
手を取り、眼を見つめながら甲に唇を寄せ…
「なんて、言うと思ったか?」
思いっきり噛み付く。
「イ"っ……!?」
「待てが出来ないようなバカ犬を飼った覚えない。
ここに居たら進まなそうだし俺外出てくるから。
ってことで、バイトが終わるまでおあずけ。」
痛みに呆けている奎を置いて
簡単に準備を済ませると鍵と携帯を手に持って家を出る。
後ろから奎の
"待ってください!ひょ~んっ…!"
という情けない声が聞こえた……気がした。
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