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跳び箱編『第7話』
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そんな夏樹の心情に気付いていないのか、市川は自慢の身体を見せつけてきた。
「どうよ、笹野? お前もちょっとトレーニングすれば俺みたいないい身体になれるぞ」
「……別に俺、先生みたいになりたいなんて思ったことありませんから」
「またまた~。お前も本当はこういう肉体に憧れてるんだろ? 男ならシックスパックは基本だもんな」
「……余計なお世話です。失礼します」
市川がいるトイレなんかで用を足したくない。別のトイレに行こうと思い、夏樹はさっさと立ち去ろうとした。
「おい、笹野」
だが市川に背中を向けた途端、腕を掴まれ止められてしまう。
「ちょっ……放してくださいよ! 一体なんですか」
「何って……お前、用を済ませにきたんじゃないのか?」
「そうですけど、先生がいるところでしたくないですから」
「なんでだ? 別に俺、邪魔なんかしないぞ」
存在が邪魔なんですよ……と言いかけたが、さすがにそれは言い過ぎだと思って口をつぐむ。
「とにかく、俺は別のトイレに行きますので。放してください」
「遠慮するなって。恥ずかしいなら個室に入ればいいんだし」
「は? ……うわっ!」
市川はあろうことか夏樹をひょいと抱え上げ、一緒に狭い個室に入ってしまった。カチャ、と鍵を閉めたところで、ようやく担ぎ下ろしてくれる。
「ちょっと! 何なんですか、一体!」
「何って、お前が遠慮してるから個室に連れて来てやったんだろ。ほら、やってみろって」
「人が見てるところでできるわけないでしょ!」
「そうか? できないって言うなら俺が特別にやってやってもいいぞ? 男同士だし、そこまで恥ずかしくないだろ?」
「……はあ? 先生、さっきから何言って……」
どうも話が噛み合わず訝しんでいたら、突然制服のベルトに手をかけられ、ズボンを下ろされてしまった。
次いで下着をもずり下げられ、恥部を露出させられてしまう。
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