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跳び箱編『第12話*』
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(う、嘘……!?)
股間の布地が中途半端に押し上げられている。何か違和感があるなと思っていたけれど、まさか本当に勃起しているなんて。
何故マッサージごときに反応してしまうのだろう。大事なところにはまだ触れられていないのに。
もしかして身体が覚えてしまったんだろうか。トイレでの手淫があまりに強烈すぎたから、触られると勝手に反応するようになってしまったのだろうか。そんな馬鹿な……。
「……あれ、勃っちゃった? やっぱ高校生は反応が早いな。若い証拠だ」
完全に動揺している時にそんなことを言われ、夏樹は慌てて市川の手を押さえた。
「ち、違いますから! 先生のマッサージに反応したわけじゃないですからっ!」
「じゃあ何に反応したんだ? 他に反応するもの、あったか?」
「知りませんよっ! もう成績『1』でいいですから、これ以上は……」
市川を振り払い、立ち上がって逃げようとしたが、
「……うわっ!」
彼に手を掴まれて、再び腕の中に戻ってしまう。今度は後ろからしっかり抱き締められた状態で、耳元で囁かれる。
「いいわけないだろ。いろんな意味でこのまま放っておくわけにはいかない。身体を解すマッサージ、するぞ」
「そ、そんな……あっ……!」
跳び箱の向こうに敷かれていたマットに倒され、両膝を抱え上げられる。膝頭をぐぐっ……と両脇にくっつけるように押し曲げられて、股関節と太股の裏側が悲鳴を上げた。
「いっ、痛い! 先生、痛いって!」
「……やっぱ硬いなあ。これは先が長そうだ」
「先って何……あっ」
膝裏に手を入れられ、脚の付け根から身体をふたつに折り畳まれる。爪先が頭上の床にくっつき、脚の間から市川の顔が見えた。
それはいいのだが……。
(ちょっ、これって……)
自分の股間に市川のものが当たっている。ジャージ越しだけど、彼もそこそこ硬くなっているのがわかる。
どうして市川まで勃起しているのだろう。直接触られるならともかく、普通は男同士で反応なんてしないはずだ。
ということは……。
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