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跳び箱編『第13話*』
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(この教師、もしかしてゲイ……!?)
そうか、市川はノーマルな人じゃなかったのか。華のない男子校に勤務し、奥さんどころか彼女すらいない生活を送っているのは自分好みの男子生徒を物色するためだったのか。とんでもないヤツに目をつけられてしまった。
(ヤバい、このままじゃ……!)
身の危険を感じ、夏樹は自由な両腕を振り回して叫んだ。
「先生、もうやめてください! これ以上変なことしたら訴えますよ!」
「変なことってなんだよ? お前が跳び箱跳べないままだから、跳べるようにしてやろうとしてるのに」
「だけどこんなやり方で……!」
「一応、教師にもノルマ的なものがあるんだよ。全生徒が最低限到達しなければならないレベルみたいなヤツだ。いくら運動苦手って言っても、高校二年生で跳び箱七段跳べないのはさすがにマズい」
「でも……」
「跳べるようになるまでつき合ってやるから。特別念入りにマッサージしてやるから、な?」
「そっ、そういうことじゃなく……あっ、やめ……!」
跳び箱の訓練だったらもっと別のやり方があるだろう……と言いたかったのだが、ゲイの変態教師には通じなかった。
勃起している自分を誇示するかのように、平然と己を当ててくる。マッサージがてら硬いものをぐりぐり押しつけてくる。
「あっ……はっ……」
市川のものと自分のものが擦れ合い、ヒクンと身体が震えた。先程直接股関節を揉み解されたせいか、それが呼び水となっておかしな感情がくすぶり始める。お互いのジャージがだんだん邪魔になってくる。
「どうだ? 柔らかくなってきた感じ、しないか?」
「あう……」
柔らかく……はわからないけれど、身体が温まってきたことはわかる。全身の力も次第に抜けてきて、抵抗する気が失せてきた。頭は「ダメだ」と言っているのに、身体が言うことを聞いてくれない。
もっと強い刺激が欲しい。ジャージ越しじゃ足りない。先生の手で直接扱いてイかせて欲しい。トイレの中でやられたみたいに……。
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