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跳び箱編『第27話』
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(車内で二人きりになったら、また……)
今度はどんな風に犯されるんだろう。シートベルトで座席に縛りつけられたまま、服を剥かれるんだろうか。また変な道具を使われるんだろうか。それとも、いきなりあの剛直を下の口に咥えさせられるんだろうか……。
「……今、何考えてた?」
「ハッ!?」
いかがわしい妄想がバレそうになり、夏樹はヤケクソ気味に怒鳴った。
「も、もう勝手にしてくださいっ! その代わり、ちゃんと責任はとってくださいよ! 成績も『3』以上でお願いします!」
勢いよく市川を振り解き、足音も荒く更衣室を出る。そして、言われた通り学内の駐車場に向かった。
「はあ……」
自分でもどうかしてると思う。本当に嫌なら無視してさっさと帰ってしまえばいいのに、どうしても市川を拒めない。あんな形でレイプされたのに、憎むどころか受け入れてしまっている自分がいる。罠を張っていたのは市川だが、その挑発に乗って蜘蛛の巣に飛び込んでしまったのは夏樹自身なのだ。薄々こうなることはわかっていたはずなのに、自ら補習に出向いてしまった。
(俺、これからどうなっちゃうんだろう……)
悶々とした思いを抱えながら、夏樹は市川の車を待った。
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