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プール編『第7話』
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「……わかりましたよ。着ればいいんでしょ、着れば」
「おお! さすが夏樹、物分かりがいいな! 偉い偉い」
ぐしゃぐしゃと頭を撫でてくるので、バシッとその手を払い除けた。
仕方なくセーラー水着を拾い上げ、唇を尖らせて言う。
「……じゃあ今から着替えるんで、出て行ってください」
「なんで? 男同士なんだし、別に出ていく必要ないだろ」
「はあ? あんた何言ってん……」
眉を顰めた途端、市川に後ろから抱き締められた。
「そう言えば俺、夏樹が着替えるところ見たことないな。せっかくだからここで着替えてみせてくれよ」
「なっ……! い、今更そんなの見る必要ないでしょ! 普段からさんざん裸見てるのに!」
「裸と着替えは別物だろ~。なんつーか、こう……衣服の下に肌が見える状態ってのが萌えるんだよな。わかる?」
「わかりません! いいからさっさと出て行って……」
そう怒鳴りかけた時、制服の上から股間を掴まれ、思わず息を呑んだ。そのままいやらしく敏感な場所を揉まれ、自然と力が抜けてくる。
「ほら、早く着替えてくれよ。女物の水着着るの、初めてだろ? わからないところあったら教えてやるからさ」
「っ……わ、わかりました! 着替えるから放して……」
乱れた呼吸のままそう訴えたら、ようやく市川が手を放してくれた。出ていく様子もなく、ニヤニヤしながらこちらを眺めている。
(この変態教師……!)
本気で殴りたくなったが、実際に殴り掛かったところで軽くかわされるに決まっている。
せめてもの抵抗のつもりで、夏樹はジロリと市川を睨み付けた。プチプチとワイシャツのボタンを外し、白い素肌を晒していく。
もれなく変色した乳首も露わになったが、サッとワイヤーカップをつけてそこを隠した。
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