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4 男娼 ~SM~
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あれから数十分。貴之を待った。
鷹臣「遅いな…。」
柊弥「そうですね…。」
ガラガラッ
襖が開き、貴之が息を切らし客間にやってきた。
鷹臣「遅いぞ。」
貴之「これでも急いで来ましたから!」
鷹臣「はぁ、行くぞ。」
鷹臣は柊弥の腕を引っ張り部屋を出、
貴之「はい。」
貴之はその後を追った。
✱
山に到着した。
貴之「あの、別荘って鍵ありませんでした?」
鷹臣「俺、その2本目持ってっから。」
貴之「そうですか…。」
3人はゆったりと少し急な山を登った。
柊弥「まだ、ですか?」
鷹臣「もう少しで着く。」
柊弥「はい…。」
✱
柊弥「着いた…!」
鷹臣「んー…」
ガチャガチャ…
鷹臣「開いたぞ。」
貴之「俺先に、いいですか?」
鷹臣「ああ、」
貴之が先に入り、鷹臣、柊弥も入った。
柊弥「昼過ぎになってしまいましたね…。」
太陽が天高く登っている。
鷹臣「そうだな。」
柊弥「ご飯はどうするんですか?」
貴之「飯、無いんです?」
鷹臣「…柊。」
柊弥「あっ、はい?」
鷹臣「飯の為に近くにある川から魚釣ってきてくれないか?」
柊弥「…捕まえるための道具…とかは?」
鷹臣は、大きな鞄を開け
釣り竿と魚を入れる籠を渡した。
鷹臣「はい、」
柊弥はすぐさま魚を釣りに川の音のする方へと道具を持ち、走っていった。
貴之「あの、絵は……?」
鷹臣「飯の後だ。」
✱
鷹臣「ふぅ、美味かった。」
柊弥「ですね。」
貴之「ご馳走様。」
3人はちゃぶ台を囲み
焼き魚などを食い、腹を満たした。
鷹臣「…あ、絵の準備しないとなぁ。俺は机とか柊に…んー…道具とか準備あるからしとくが…。」
柊弥「おれは…?」
鷹臣「お前達は少し休憩でもしてろ。」
貴之「え、俺もですか?」
鷹臣「あぁ、歳が近い2人で少し会話でもしてみたらどうだ。」
貴之「…」
鷹臣は立ち上がり、そそくさと部屋を出ていった。
柊弥「……」
貴之「……少し話すか…。柊、だよな?歳を聞いてなかったが歳はいくつなんだ?」
柊弥「はい…。十○です。」
貴之「そう、か。俺と同い歳だ。なんでそんな歳で陰間…男娼なんか……」
柊弥「父ちゃんが借金まみれで死んだんです。事故だったらしいですけど。」
貴之「…母さんは?いるのか?」
柊弥「いますが、病弱で…。でも、身売りでお手伝いを探してる人に買われたらしくって。父ちゃんが死んだあと、母ちゃんには会ってません。」
貴之「…辛いな。」
柊弥「辛いですけど…これが進む道ですから。」
貴之「…俺に、敬語使わなくていいぞ。少しの間だが…柊、友達になろう。」
柊弥「え?」
貴之は少し、柊弥に近づき手を握った。
貴之「…同い歳で同性だろ。気を遣わず…陰間になるまで少しは楽しくやろう。」
柊弥「……うん。わかったよ。ありがとう。」
柊弥はそれに応え、軽く握り返した。
貴之「少しの間、よろしくなっ…!」
柊弥「あぁ!」
✱
鷹臣「準備出来たか?」
貴之「はい。」
貴之は墨をすり終え、手を止めた。
鷹臣「柊、入れ。」
柊弥「は……はぃ…。」
柊弥は力無い声を出しつつ、襖を開けた。
貴之「……」
柊弥は全裸だったのだ。
少しまだ幼い身体つきで、生活のため山など行き
顔や首周り、手、脚は少し焼けていた。
他は綺麗に白っぽく乳首は綺麗なピンク色だった。
鷹臣「はぁ、男しかいないんだ。全裸でも堂々としろ。」
柊弥「わかりました…。」
柊弥は目を泳がせながら、少しもじもじとしながら部屋へ入り、襖を閉じた。
鷹臣「早くここへ来い。」
鷹臣は手招きし、鷹臣が座っている
真っ白で綺麗な布団を軽く叩いて呼んだ。
柊弥「…はい。」
柊弥は鷹臣の前に正座した。
鷹臣「おい、貴之。言っておくが俺は描かなくていい。柊だけ集中して描け。」
貴之「…わかってますって。」
鷹臣「早速始めるぞ。」
貴之&柊弥「はい。」
この3人での初めての夜は柊弥にとって凄く、
長いように感じる夜となった___
筆者:予告。次回、エロです!!!!(予告になってない)→
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