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箸休め 2 r指定なし。
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筆者:前にもありましたR指定かからないお話。わし自身の箸休め的な()
「はぁーる」
あきがはるを呼ぶ。
「なに…」
2人はただの幼馴染。
今、あきがはるの家に突然来て居座っている。
「はるが今日大学休みでよかったよ~。こんな日はぱぁ~っと昼から酒を飲も~よ。」
あきが両手を広げ、ぱぁーっとを表現してテーブルに置いてある酒を指さす。
「あきは僕がそういうノリ嫌いなの知ってるのに誘うの?怒るよ。」
「ちっ、わぁーったよ~もう誘わないから。俺、ここで1人で酒飲むから…少し飲みたくなったら手ぇつけて~」
ぷしゅっ…缶をあきが開ける。
帰らず他人の家で酒を飲むようだ。
「はぁ、普通他人の家で1人酒するかよ…」
はるは呆れ顔で、大学でやっている劇の台本を読み始める。
ゴクゴク…
あきは気にせず喉を鳴らしながら酒を飲む。
「……ぷはっ…はる、また劇するの…?次は何~?」
「不老不死の男を愛してしまった男の話。」
「…へ?…まさかホモの話?」
あきはきょとんとした顔をした。
「……最近、おっさん同士の恋愛ドラマが流行ってて便乗するらしい。はぁ、女子達の圧力だけど。」
「へ、へぇー。最近同性愛とかいっぱいテレビでやってるもんね~。深夜ちょろっと観たけどアニメとかも多いみたいだしねぇ。いいんじゃないの~?はるの役は何?」
あきは言いながら、酒を飲む。
このペースではもう1本飲みきるかもしれない。
「……恋する男役だけど。片思い8年だしできる……っ…。」
口走ってしまった。
「え、ま…待って待って……。片思い8年??初耳なんだけどさ。えっ、誰だよ~。」
あきに身体を揺さぶられ
めんどくさいことになったと、はるは頭を抱えた。
「五月蝿い。誰だっていいデショ。」
はるは取り敢えず、流して台本を読もうとする。
「なぁ~…ん?……。そういえば…俺が転校した頃じゃねぇ~の…8年前って。誰だ…。」
プシュッ…缶を開ける音が聞こえる。
あきは1本のみ終わったようでまた1本開けていた。
「っ……」
はるは思った。
このままこの話をすると自身の好きな人がバレる、と。
「僕も飲むからもう、この話やめにして。……恥ずかしいし。」
「ま・じ・で。久しぶりに一緒に飲めるの嬉しいから今回はいいだろーう。今の話なしな~。」
あきははるの酒を取り、渡した。
「はぁ、」
プシュッ…
はるは、アルコール度数を確認せず
一気に半分ほど飲んでしまった。
「……あ、やべ、はる…。それ俺が買った中で1番度数高いや____」
「……」
ふらぁ…と紙のようにはるが倒れる。
「…や、やっちまった。は、る…大丈夫か…?」
あきは近づき、春を引きずり上半身を近くのベッドにもたれかけせた。
「んん…。だ……じょ…ぶ。」
はるは顔が赤く、舌足らずになっていた。
「み、みず…。水持ってく…」
あきが水を持ってこようと立ち上がると、
はるがあきの袖を掴む。
「……」
「……はる、離して。水…飲まなきゃ…。」
あきが少し動くとはるの力が強くなる。
「ま、……て。」
「え、ちょ、うわっ…?!」
あきははるに腕を引っ張られてはるの上に倒れ込む。
チュッ…
その瞬間、唇になにか暖かくて少し柔らかい何かが当たった。
あきは勢いよく離れ、自分の唇を触った。
「えっ…まって。い、い……いま、きす…。」
酒のせいではなく、あきは頬と耳が赤くなった。
「……」
「はる…今の……どういうこと?ね、はーるっ!」
あきははるのことを揺さぶる。
「う…さいな……はやく、みず…。」
「それよりも、キスしたでしょ!」
「すき、だから…それいがい……なにがあんの…はや、く……みず。」
「え、わかんないよっ。……あ、もしかして…8年前から好きな人って……___」
グイッ…
あきが喋る前にはるがまた今度は胸ぐらを引っ張る。
そしてまた唇が触れ合う。
が、はるが舌を入れてきて深くキスをする。
「んぅ?!…んんっ……ぁっ…。」
あきは軽くはるの肩を叩くが離してはくれない。
「あ、き…すき……。」
やっと離れてくれたはるから遠ざかり、
水を取りにキッチンへ向かった。
「はぁ…な、んだったんだ。」
水を取りに行って戻ったらはるはその場で寝ていた。
気持ちよくスヤスヤ寝息を立てて。
「…明日、聞き出してみるか~。」
あきははるを抱き上げ、ベッドの上に寝かし
あきは1時間ほど、気持ちを整理するため酒を飲みながら明日のことを考え
一緒にベッドに寝るのだった。
Fin
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