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9歳の誕生日にアンクレット、10歳になった今年はブローチ。
守り効果がある魔石は特殊なだけだと思っていた。
「この大きさで屋敷が建つのですか!?」
卵に翼がはえたようなモチーフのブローチ。その価値に目を見開く。
「魔力を込められる物は透明な石で価値は高い」
「ならこの首の物は」
「その大きさを買えるのは皇族くらいだろう」
とてつもなく高額だと知り、顔面蒼白になる。
「僕には不相応です」
小心者な自分には価値が重い。
「リアを守るにはもっと必要だが、希少だからまだ全身じゃない」
「兄様もう十分で」
言い終わる前に抱き締められた。
次に何をされるか分かって思わず兄の口を手で塞いだ。
兄の目が細くなったのにヒィと叫びそうになった。
「ひにゃぁ!」
兄が口を塞いでいる手を掴み、やらしくなぞるように丁寧に舐め始めた。
指に這う舌の感触に、ぞわぞわした感覚に襲われた。堪らず身をよじる。
「兄様、やめ……んぁ!!」
全身の力が抜けると、兄に抱きかかえられ、いつものように口を開かされた。
絡まる舌を感じながら無駄な抵抗をしなければ良かったと涙を滲ませた。
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