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⑤ (R18)
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その指は少しずつ穴に入っては抜け入っては抜け、浅いところからゆっくり奥に進んでいった。
「あぁ……っ、い、嫌、やめろ、抜け、抜け馬鹿ぁ!」
「先生の気持ちいいとこ……どこかな」
佐和田はにやりと笑うと、指を曲げて前立腺を集中的に刺激した。
「ふわぁああっ! くそっ、やめ、嫌ぁあああああああ!」
「あったぁ……ここか、前立腺。すっごい気持ち良さそうだね」
くにくにと指を曲げて前立腺をひたすらに刺激する。その度に浅海はビクンビクンと大きく震えた。
ごりごりと押される感覚はどこかもどかしくて。指なんかじゃ足りないと、欲望が這い上がってくる。
「ひっ、やぁあッ、くそッ、やめ、やだああッ!」
「あはっ、気持ち良いんだぁ……嬉しいなぁ」
違う。そんなはずない。
オレは、オレはアイツじゃないと駄目なんだ。――瀬世じゃないと。
けれど身体は自分が嫌と言う度に激しく感じてしまう。最悪だ。こんな身体最悪だ。
瀬世以外の男に感じてしまうなんて、なんて情けない。
「やめっ、ひっ、やめろぉおッ、あッ!」
「イって、イってよ先生……。先生が後ろでイクところ見たいなぁ」
「う、ぐぇッ、ああ、クソ、がぁあああッ!」
浅海は激しく暴れるも、佐和田の手腕に簡単に力を削がれてしまう。少し気を抜いたらすぐにでも快楽に溺れてしまいそうだ。
ガシャガシャガシャガシャ。金属音が激しくぶつかりあう音が浅海の喘ぎと混ざって反響する。
「やめ、やめっ、てぇ……ッ! もっ、本当、にぃい!」
「イって。イってよ」指の本数を増やしてさらに掻き回す。そして冷えた声で呟いた。「――イけよ」
その瞬間、耳から途端に電流のような快感が駆け抜けた。ビリビリと奥から痙攣が起きてくる。
ドクリ、ドクリ、ドクリ。心臓が強く脈打つ。爆発しそうなくらいに膨張している感覚がある。
これは、これは――
「ひィッぐ、イぐッ、ああ、あッ、ぐぇ、あ、イくぅ……――ッ!」
奇声を上げて浅海は激しく痙攣しながら自身の陰茎から大量の白濁液を噴き上げた。
残った快感が奥で渦巻いている。疼いてしょうがない。欲しい、欲しい、奥まで満たしてほしい。
でも、それは佐和田には決して向けられない欲求だ。瀬世がほしい。自分は瀬世にしか身体を許さないと決めたのに。
身体が熱くて、疼いて仕方ないんだ――
「あぁ……先生、すっごい綺麗だよ」
佐和田はうっとりした表情で頬を紅潮させながら浅海を舐めるように眺めた。
その目は悲しいくらいに酷く欲情しきっていて、自分の運命を再び悟らされた。
「先生……やっと、やっと繋がれる」
佐和田は浅海の頬を優しく撫でると、愛しそうに見つめてからにんまりと笑った。そして自身のガチガチに固くなった陰茎を浅海のひくついた蕾にあてがった。
「ひっ、やめッ……!」
「先生――好きだよ」
そう聞こえた。そう聞こえた瞬間、欲しがっていた奥が満たされた気分になった。
――気持ち悪いくらい、歓喜に震えてしまった。
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