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朝の車内で、どことなくいつもより緊張してしまった。
「どうした。なにかあったのか?疲れているようにも見えるが。」
「いえ、そんなことないですよっ。昨日ちょっと忙しかったからかなぁ‥ ははっ‥」
「あぁ。意見交換会か。石川さんが話してたな。
他社の生保や銀行、再保険会社の広報が集まったって。人数も多いから大変だっただろう。ご苦労様。」
「そうだったんですね‥‥いや、僕は参加したわけじゃないですし、ね‥‥すごいなぁ。昨日、岡田次長は石川部長とその‥‥‥あの‥ 」
「あぁ、昼食にでたよ。きみも受付にいる時だったね。話しかけようかとも思ったが‥すぐ出てしまってすまなかったね。」
「いえ‥わかってますから‥。」
「ん?」
「会社では大っぴらに出来ない恋愛ってこと‥です‥。」
「あぁ‥それでちょっと元気なかったの? そんなことで悩んでしまって可愛いね。確かに会社で公にしたら、仕事がやりずらいこともあるかもしれないね。それでもきみがそうしたいと言うならそうするけど。でも俺は、要が俺のそばにいればそれでいいと思っているんだ。」
「岡田次長‥‥‥‥‥っ」
「不安なら隠さないで、何でも話して。きみは俺よりずっと年下なんだ。頼って欲しいと思うね。」
「僕‥僕もしっかりして、岡田次長に認められるようになりますっ‥。」
「ははっ、まいったな‥ 要、今週末はうちにまた泊まりに来るだろう?金曜日は早く上がれそうだから一緒に帰ろう。」
「はいっ!」
泊まりと言う言葉に反応してしまい、顔が熱くなる‥‥‥
岡田次長が笑って、キスを一つ頬に落とす。
チュ‥
ふふっ。
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