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「わかった。でも、性別のことや俺とのことで少しでも不安になるならすぐに相談してほしい。俺のいないところで悩むのはやめてほしい。心配なんだ。」
「わかりました‥何かあればちゃんと相談します。
でもっ、イギリスか〜〜!いいなぁ。僕、ずっと憧れてたんです。」
「イギリスに?」
「はいっ。僕、読書が好きなんですけどその中でもイギリスの古典小説が好きなんです!ブロンテ姉妹とか、オースティンとか!確かオースティンはいま紙幣にもなってますよね!」
「へぇー。詳しいね。」
「はい。僕の母が編み物の先生してるんですけど、イギリスって昔から編み物で有名な地方があるみたいで。小説はイギリス文化に詳しい母から勧めてもらって学生時代に読みました。イギリスってオシャレでいいなぁ。小学生とかの制服も可愛いですよね!」
「うーん、そうだね。でもイギリスの子供は宿舎付きの学校に入ることが多いんだよ。そこは結構規律も多いし厳しくて、俺は話に聞く日本の学校に憧れてたなぁ。」
「そうなんですね?例えば?」
「一番は罰さ。」
「罰‥?」
「そう。忘れ物が続いたり、悪さをした時にむこうの子供たちは罰を受けるんだ。いまは時代的に減っただろうが、日本だと廊下にたったりしてたんだろう?それがイギリスだと鞭やパドルで叩かれるんだ。」
えっ‥‥こ、こわい‥
「そ、そんなっ‥‥‥」
「しかもクラスメイトみんなの前で。主に手や尻だね。時にはズボンを下ろして剥き出しの尻を打ち据えられることもある。男子校だったから女の子の前でじゃないのが救いかもね。ははっ。びっくりさせちゃった?俺は優秀だったからね。そんなには罰を受けたことはなかったよ。」
「そんなには‥ですか‥。何だか怖いなぁ。別世界の話。」
「そう?俺はずっとそれが普通だと思ってたからな。今だって、要が悪さをしたら罰を与えようと考えてしまうかな。きみは14つも若くて、俺は上司兼 保護者みたいなものだし。」
「こ、恋人ですっ!!恋人!」
「ふっ。そうだね。でもきみがイケナイことをしたら‥覚悟しておいて。じゃ、今度は恋人‥らしいことをしようか。」
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