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それからしばらく悶々とした日々を過ごした。
青森次長、僕のこと気に入ってくれてるのかな‥。
さすがの要でもそう思わずにいられなかった。だって抱きしめてくるなんて‥‥‥‥。
どうしよう、樹さんに何て言おう。
今日は土曜日。また樹さんはゴルフだ。今日が終わればしばらくゴルフはないって言ってたな。明日は引越しだ‥‥。
嬉しいような緊張するような‥‥。家族以外で誰かと一緒に住んだことないもんな‥。家事は僕がしっかり頑張ろうっ。
その日は粗大ゴミの処分や、部屋の掃除であっという間に過ぎていった。
***
日曜日の朝。
ピンポーン!
ん〜?‥‥‥僕は呼び鈴の音で目を覚ました。
あっ‥‥もうこんな時間っ!まずい荷物をとりに樹さんが来るんだった‥!
呼び鈴、樹さんだよね!!?
「はいっ!!!」
バンッとドアを思い切り開けた僕を見て、樹さんが驚いた顔をしていた。
「きみ、寝起き?約束したじゃないか。それに誰か確認もしないで開けるなんていけないよ。俺じゃなかったらどうするの。襲われてたぞ。」
「すいません、寝坊しちゃって。それに襲われるなんて、僕男ですよ。」
「はぁ‥きみは本当に不用心だね。うちのマンションはセキュリティがしっかりしてるけど、それでも心配だよ。」
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