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大きくて熱い手が僕の背中を往復する。その規則正しい動きと樹さんが居るという安心感から僕の呼吸は少しずつ落ち着いていった。
落ち着いていくと冷静にこの状況が見られるようになり‥言い訳が付かないことに気づく。
ホテル‥裸‥‥
浮気って思うよね‥‥‥‥‥‥
「来い。」
まだふらつく足取りの僕を支えるように歩いてくれる。連れていかれたのはバスルームだった。
「‥‥‥‥。やられたんだろ。俺に洗わせろ。」
「えっ‥‥‥‥いや‥‥‥その‥」
他の人と交わったことを認める返事をしたくない。この状況でなんて愚かな僕なのだろう。
「来いっ!」
ギュっと痛いほどに手首を掴まれる。
あっ‥‥‥‥樹さん、すごく怒ってる‥当たり前だよね‥
***
「いやっ‥いやぁぁ‥‥‥あぁぁぁぁ‥‥」
いつも優しく要の蕾を暴くその手が、今日は荒々しく要の中のものを掻き出していた。
つつーっと伝ってくる交わりのあとが、樹さんの苛立ちを増させるようで傷がつき血が出た様子がわかっても優しくはしてくれなかった。
ごめんなさい‥樹さん‥‥‥
「終わりだ。身体を拭いて服を着ろ。帰るぞ。」
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