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〜雷牙side〜
「雷牙、頼む。
もう一度俺と話し合ってくれないか?
お前がいないと、俺は生きていけない。」
何を言ってるの・・・?
あの俺様な流鬼が高校の時のように優しく、でも少し弱々しく言ってくる。
「雷牙、俺お前に構って欲しかったんだ。
大学に入ってから雷牙は髪を切ってみんなに笑いかけてるお前を見るのは辛かったんだ。
自分のしたことは本当にどうしようもないダメなことだってわかっていたのに辞められなくって、
お前が悲しい顔をしていたのも知っていたのに辞めてあげられなかった。
本当にごめん。
愛してるんだ。大事なんだ。」
今にも泣きそうな流鬼の声。
聞いたことない。
状況が理解できず固まってしまった。
「?
雷牙、どうかしたの・・・流鬼。」
流鬼の言葉に理解できないでいると車を置いて戻って来た雷にぃが来た。
「・・・理由は何かわからないけど、今日のところは帰ってくれないか?」
雷にぃが流鬼には少し強い声色で言う。
「雷輝さんは引っ込んでいてください。
俺は今雷牙と話してるんで。」
「その雷輝が話したくねぇって言ってるんだから帰れって言ってるんだよ」
理解できないけど2人が喧嘩をしている。
「る、流鬼、
悪いけど今日は帰ってくれないか?」
俺からの今できる言葉だった。
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