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〜雷牙side〜
朝、左手の暖かさを感じて目を覚ました。
「・・・んっ」
カーテンを少し開けていたせいで流鬼の髪が朝日で輝いている。
俺とは違う、流鬼の髪。
染めているせいか少しだけ傷んだ髪だけど、触ると柔らかい。
こうやって一緒のベッドで起きるのはいつぶりかな?
つい、顔がにやけてしまう。
「・・・ん、ん?」
流鬼が少しだけ眩しそうに眉をしかめた。
少しだけ名残惜しいが、カーテンを閉めるために流鬼とつながっている左手を離そうとした・・・あれ?
は、離れねぇ〜!?
腕を振ったり、指をはがそうとしたが全く取れない・・・!?
なんなんだよこの力の差は!?!?
実は起きてんじゃねぇのか??
ピンポーーン
誰だろう?
こんな朝早くにくるやつなんかいるのか??
「る、流鬼。
誰か来たから、手を離して?」
流鬼を起こして左手を解放してもらおうと話しかける。
ピンポーーン、ピンポーーン!!
「流鬼!
起きてくれよぉ〜!?!?」
何度呼びかけても流鬼は起きず、チャイムは何度もなる。
お、俺はどうしたらいいんだよ!?泣
1人、あわあわしていると流鬼がやっと目を覚ました。
「・・・んっ、ぅ・・るさ・・・」
寝ぼけた顔で起き上がる。
「おはよう、流鬼。
玄関に誰か来ているんだ。俺、顔洗って朝ごはん作るから流鬼が見て来てくれるか?」
「・・・・・わかった・・・・」
まだ寝ぼけているのか、ボーッとしている。
左手も離してもらい顔を洗ってキッチンに立った。
今日はスクランブルエッグにベーコンをカリカリに焼いてサラダを作ろう・・・流鬼のは白ソーセージを一緒に焼いてあげよう。
やっと起きた流鬼が玄関へ向かう。
まだ行ってなかったのかよ笑
玄関に出ると流鬼と相手が何か言っている?
流鬼に用事??
もしかして、元セフレかな・・・???
ちょっとモヤモヤして俺も玄関をのぞいたら、珍しい人物が流鬼を睨んでいた。
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