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〜雷輝side〜
ーーーーー昨晩ーーーーー
「大変だ、一馬!!!
雷牙がいなくなった!?!?」
流鬼との電話の後、一緒に話をしたかったのに雷牙の部屋も俺の部屋にもリビングにも大広間にもいない。
誘拐か!?!?!?
まさか流鬼が連れ戻しに?
・・・いや、それはないな。
「雷牙様ならご自分の意思で流鬼様の家に行かれました。」
「何!?!?!?」
雷牙がいなくなってバタバタしながら車のキーを手にした。
「・・・少し落ち着いてください。
まさか迎えに行こうなんて考えていないですよね?」
「当たり前だろ!!
大事な俺の天使がやっと帰って来たのにまた流鬼にとられたんだぞ!!!
迎えに行かないわけないじゃないか!!!」
可愛い可愛い俺の天使が流鬼なんかにとられて俺がどれだけ悔しがったか・・・一馬にはわかるまい!!!!
「・・・せめて明日の朝迎えにいくことにしてください。
雷牙様に何かあったらご自分で雷牙様の携帯に電話してくると思いますよ?
頼れるお兄様なんですから。」
頼れるお兄さん、頼れるお兄さん頼れる・・・エコー。
「そ、そうだよな!?!?
なんだって頼れるお兄様なんだから、1日くらい流鬼に貸してやるのもいいよな!?!?」
『・・・ちょろすぎですよ』ボソッ
「なんか言ったか?」
「何も、言っていません。」
「・・・・・・」
これが昨日の出来事。
実は一馬に放課後まで待てと言われたのだが、そんなに長くは待てなくて朝早くから車を回しやってきたのだ。
さぁ、流鬼くん。
俺とじっくり大人の会話といこうじゃないか。怒
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