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(マシロソウタ)
「間城総太……?それが君の名前か?」
「はい……!間城総太は僕の名前です……!」
「ふむ、この生徒手帳に書かれていることは本当の事のようだな。それに写真も貼ってあるし、それにこの生徒手帳はフェイクでも無さそうだ。クラスが書かれていないのは穏便にしてやろう」
「ホッ……」
「だがな、本当に本物かは舐めてみれば解ることだ!」
「なっ、なに……!?」
一瞬ホッとしたのも束の間に、彼は僕の目の前で生徒手帳をいきなり舐めた。
「レロ~~」
「げっ……!?」
彼は僕の生徒手帳を舌で舐めた。しかも怪しく舐めたのだった。ついでに舌先でレロレロした。その光景に体が固まると、言葉もでなかった。
(変態……!?)
遂、心の声が漏れそうになった。
「ふむ、確かにこの生徒手帳は本物だ。味には嘘も偽りもなかった。こいつは白だな田辺」
「月野がそう言うならこいつは白なんだろ?」
「ああ、そう言うことだ」
彼は僕に舐めた生徒手帳を手渡してくると、かけていた眼鏡を指先でクイッと持ち上げた。そして、皮肉な笑みを浮かべながら謝ってきた。
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