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2 蘭夢と快との出会い
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「はいッ!!俺にパスしろ!!...そこカットカット!」
俺は一つ上の五十嵐快(いがらし かい)先輩に憧れていた
先輩はバスケ部の次期キャプテンになるだろうと言われるくらい強い先輩で2年で3年生の先輩を超えるくらいの実力をもったバスケ部の部員の1人だった
笑顔は爽やかで誰構わず優しくてうちの学校では一番人気があった先輩
もちろん憧れていただけで好きとかまったくそんな気持ちはなかった
だって俺は普通に女子が好きだし
俺もいつかはバスケで先輩みたいに強くなって先輩を越したいとずっと思っていた
ちなみに俺もバスケ部ね、そして1年
「おーい、蘭夢。そんなボケーッとしてるとボール飛んでくるよ?さ、練習練習!!」
ほらね、優しすぎる!
あんな180cm以上ある身長で見下ろさたら惚れるわなー
部活も終わり更衣室に向かうと快先輩に声をかけられた
「蘭夢〜?今日一緒に帰らない?」
あ〜本当に今日は楽しいことばかりだ
「いいですよ!でも急にどうしたんですか?」
「いつも一緒に帰ってる松山が今日体調崩しちゃたからさ帰る人いなくて...嫌?」
「そんな訳ないじゃないですか!一緒に帰りましょ」
嫌なわけがない!
なんて、浮かれていると聞きたくない音がする
え?なんで雨?
俺と先輩は帰る方向が一緒なため帰っていると突然の雨
「あぁ降ってきちゃったね」
「ホントですね。傘忘れちゃったし」
こんな日に限ってなんで雨なんだよ...
「あ、俺の家に来ない?蘭夢こんな雨の中帰ったら風邪ひいちゃうよ?」
せ、先輩の家??!!
「そ、そんな!申し訳ないですよ!ご家族にも迷惑掛けますし...俺なんか平気ですから!」
「大丈夫だよ、両親、海外出張であと3年は帰ってこないし。しかも風邪ひいたら部員に迷惑かけちゃうよ?」
海外出張ってどんなお偉いさんなの...
確かに部員には迷惑かけれないしなぁ
「そうですよね。じゃ少しだけお邪魔します」
「じゃ、今迎えに呼ぶね!ちょっとまってね」
あ〜とうとう憧れの先輩の家に行けるのか...!!
楽しみだなぁ〜!
なんて呑気に考えてる暇は無かったことに蘭夢は気づける訳がなかった
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