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4 兇変
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「お邪魔します!」
本当にここは家ですか?
豪華過ぎやしませんかね?
こんなに広い玄関入った事ない...
やっぱりお金持ちなんだ...
「どうしたの蘭夢?早く入らないと体冷えちゃうよ」
あ、あまりにも広過ぎて...
「先輩凄い家ですね...」
「そう?そうでもないよ」
さっき車で迎えに来てくれたお手伝いの田中さんと先輩だけにしては広すぎるくらいの家だった
「もう田中が蘭夢の部屋を準備してくれた見たい」
は?俺の部屋?
「いやいや!そんなもう帰りますから!部屋とかそんな...」
「ダメだよ、まだ髪の毛びしょびしょ」
あぁそんなに気を使わなくて良いのになあ
「この部屋でゆっくりしててね!ここは蘭夢の部屋だからね。今あったい飲み物持ってくるから待っててね」
「あ、いや、」
まだ話してる途中なのに行っちゃった...
部屋も本当に広いな
でも何か変な部屋、窓が一つもないし他の部屋を見た限りこの部屋だけコンクリート?
なんか密室にいるみたい
ベッドもトイレもお風呂もある
普通だけど何も無い
なんかちょっと怖いかも...
早く帰ろう!
そう思い重そうなドアを開けようとするがびくともしない
か、カギしまってる????
「快先輩!!俺帰りますか開けてください!」
ガチャ...
「どうしたの?そんな声出して」
「ッ俺帰ります!」
ドアの前にいる先輩を横切ろうとすると勢いよくドアを閉められてしまった
「帰るって?どこに?今、田中に蘭夢の住んでたアパート契約解除してもらったよ?」
契約解除って?勝手に何してんだよ!
この人怖い
「じ、冗談辞めてくださいよッ!!」
「冗談?だって俺に憧れてるんでしょ?俺といれて幸せ何でしょ?蘭夢ばっかりいいおもいしてずるいな〜」
え?違う
先輩はこんな目なんてしない
こんな不気味な笑い方しない
「俺ね、蘭夢のこと好きなんだ。蘭夢の無邪気なところのか全て大好きなんだ、付き合って俺の物になって」
好き?
先輩が?
ちょっとまって俺は女が好きであって...先輩はただ憧れてるバスケの選手なだけであって、好きではない、好きだけどそうゆう好きじゃない
なんか色々突然過ぎて頭がまわらない
「好きになれません!ごめんなさい!俺今までの関係のままで十分です、ごめんなさい」
心臓壊れそう
先輩の顔が見れない...
「これからずっと一緒だから自然と好きになってくれるよ蘭夢だったら」
頭がパンクしそう
「本当に帰ります」
「帰すわけ無いでしょ」
胸ぐらを掴まれたと思ったら壁に叩き付けられた
先輩が先輩じゃ無いみたいで怖い
「ねぇ蘭夢好きって言って?」
「む、り!」
その言葉と同時に先輩を押し倒しドアを開けようとしたが開くことはなかった
「なんで...?」
「いったぁ〜本当にイライラさせるね」
「あ"ッ...嫌だ!...はなせッよ!!」
髪を掴まれ風呂場まで引っぱられてしまった
もう敬語なんて使ってる余裕がない
「ちょっとは頭冷やせ」
そう言われ冷水が溜まった浴槽に顔を沈められた
苦しい、先輩もとの先輩に戻って
頭は抑えられたま動けない
苦しい
だれか助けて...
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