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61 追跡 快-----side
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こんな時ばかり金持ちの息子で良かったと安堵する
蘭夢があの有名な人の息子だったということや隠し子ということはもう調べ済みだった
個人情報を知るという事は簡単じゃない
金があれば難しいことでも知ることが可能だった
蘭夢の父親波多野龍一の居場所を特定し、蘭夢を探した
波多野さんは、俳優という仕事だけではなく、副業として人を強姦し、撮影したものを悪用するような最低なヤツだ
他にも金になる奴が入ればそこら辺の不良を使い、犯させ、そんなことをするための事務所が何個かあるらしい
まるでタチの悪いヤクザみたいな感じだ
波多野さんの事務所を探し、仲間か、手下か分からない奴らを倒していき、波多野さんを探した
しかし、どこも波多野さんも蘭夢の姿はなく、手下を殴り波多野さんの居場所を聞き出した
手下が言うには最近捕まえたヤツの所にいるとの事
教えてもらった居場所へ向かおうとした時、後から首に腕が巻き付きついてきて、首を絞められた
全員倒したと思っていたらまだ無事だった奴がいたのか?
「お前どこの奴だ」
「ぐっ...はなせ!...早く、どけろ!」
「あ〜お前たしか五十嵐快だな。やっと捕まえた。お前のせいで何人病院送りになったと思ってんだ?ふざけた真似しやがって。波多野さんの事務所も酷いことしたな」
へぇ顔も名前も調べ済みという事ね
まぁ当然か
なんて考えてると、倒したはずの奴らがむくむくと立ち上がり、怒りに満ちた手下達が押さえつけられている俺に殴りかかってくる
いつになったら蘭夢に会えるのか
こんなことされてる場合じゃないのに
「はい...現れました。五十嵐快のヤツです。はい。捕まえておきます」
快を抑えていた手下は波多野龍一であろう人物と通話が終わると、快の腕を強く紐で結び、自由が効かないようにした
「綺麗な顔がボロボロだな!波多野さんが帰ってくるまでお前はこの部屋に入ってろ」
口の中が血の味で漂い、目の当たりも腫れぼったい
中、物置の様な小さな部屋へ体を押された
ドアを閉められ鍵のかちっという音が聞こえ、完全に閉じ込められたと確信した
「おいっ!!あけろ!!おいっ!」
まさかこんなことになるなるとは自分がどれだけ計画性がなく行動していたのか自分に呆れる
体や顔、至る所ひどい痛みがしている上に腕が縛られているため寝た状態から起き上がる事ができなかった
蘭夢、蘭夢どうか無事でいてくれ
そうただひたすら願うことしかできない
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