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「大丈夫だよ…何も心配する事ない」
「でも...」
「大丈夫だって」
絶対いつもの快だったらこんな話切り出したところで暴力を振るうかと思ったがそんな素振りは一つも見せない
「じゃ、俺が蘭夢の住む家を探していい?そうすれば俺だって安心出来るし蘭夢だってまだ体調の事だってあるだろうしゆっくり休んでなよ」
体調の事気にかけてるなら普通、セックスしねーだろうが
でも確かに快には心配をこれ以上掛けてはいけない
だから家を探す件に関しては快に任せることにした
「わかったよ。宜しくね」
快は深く頷きながら頭を撫でてくれた
「快、お腹空いたー」
「俺もー」
お互いだらしない声を出し、部屋を出てキッチンへ向かうと田中さんが夕ご飯の準備をしてくれている
今日は俺の好きなエビグラタンとコンソメスープと生ハムがのったサラダだ
「うわぁ!今日も1段とうまそ!」
「さぁ覚める前にお召し上がりください」
相変わらず無表情に近い田中さんは、快と俺がエビグラタンを頬張る姿を見て微笑んでいるようにも見えた
「田中〜明日ちょっと車出して」
「かしこまりました。一体どこへ?」
「ちょっとね」
きっと俺が分からないようにしているようだけど家を探しに田中さんと行くのだろう
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